みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ピーストチャさん閉店

2019年03月31日 | 食べる
長らく、お世話になっていた和カフェのピーストチャさんが閉店。
ストレスフルな名駅勤務の時、よくランチで訪ね、随分、元気を頂いたので、残念。
(恐らく、今まで、自分が一番多く訪ねたカフェ)
落ち着いた雰囲気で、お店のスタッフさんも素敵な方々で、よく接してもらった。

どれだけ弱っていても、ここの、ほうじ茶丼のランチは、美味しく頂けたし、
特筆すべきは、手作りのどら焼きで、これは、本当に美味かった。
皮が、びっくりするぐらい、モチモチで・・・。
もちもち皮の作りかたは、店主さんから、レシピを教えて頂いたので、これは、是非、トライせねば!

こちらで頂いた玉露は、お茶とは思えないほど、旨味が多くて、びっくり。
茶殻は、ポン酢をつけても、美味しく頂けるんですね!



お気に入りの隠れ家的なお店が姿を消すのは、寂しいなあ・・・。
別れと出会いの季節ですね・・・。

ピーストチャさん、今まで、ありがとうございました!

@ピーストチャ@名古屋国際センター 2019/3/31閉店
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南桂子展~コト・コト・コトリ

2019年03月24日 | 絵・写真・美術館
あれよ、あれよと言う間に、時間が過ぎて、4月も中旬・・・。
この日は、所用で東京に出たついでに、気になっていた南桂子展へ。
南桂子の少女像は、神秘的とも言えるし、詩的とも言えるし、
なんだか良く分からないけれども、いい感じだなあと、かねてから感じていたので。

童話の世界を思わせる、繊細で優しいを湛えた作品に、不思議と惹きつけられた。
足を運んでよかった。

しかし、見知らぬ場所、水天宮で、すっかり道に迷ってしまう。
結局、駅からほんのすぐだったのに、何十倍も回り道して、ようやくたどり着いた。
ようやくたどり着いた嬉しさと、安堵も、あったかもしれない。


グーグルマップのナビが、狂っていたせいで、随分、迷った。
教訓。文明の利器に頼りすぎてはいけないのだ。
野生の感を取り戻すべし。



@ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション @水天宮

=====
番外編
旅の途中、皇居から丸の内方面



いい天気だった!
時には、東の空から夕陽に照らされる・・・。

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カルメン

2019年03月10日 | 映画
この日は、再び、METライブビューイングでオペラを鑑賞。
とても良かった!
さすがにオペラの中のオペラだった。

観る前、ストーリー的には、なんだかなあ・・・かな?とも思っていたけれど、
(魔性の女カルメンに魅入られたドン・ホセが翻弄され破滅する・・・、ある意味情けない男の話なので・・・。)
ちゃんと見てみて、認識を改めた。
ホセ役のテノール(ロベルト・アラーニャ)か、純直な感じで、かなり好きなタイプだったからかもしれない。
(METのホセとして有名なんですね・・・。)
音楽も、名曲のオンパレードで、特に4幕、心躍る「闘牛士の歌」の大合唱は壮観。壮観過ぎて、目頭が熱くなる。
カルメンの歌うジプシーの音楽は、どうして、こう人の心をかきむしるんだろう・・・。

カルメンは、男性のオペラ入門には最適かもしれない。
(女性からだと、そうならないかもしれない。ファム・ファタル型の女性は日本では少数派?)

感情移入しにくい上流階級の話ではなくて、庶民の話なのもいい。
幕間の前奏曲に印象的に踊られたバレエにも魅力された。
意外と子役たちが活躍してて、作品に厚みが出る感じ。
回転式の舞台が、移ろっていく運命を連想させられた。
赤い稲妻の舞台幕も印象的だった。

個人的には、エスカミーリョ役アレクサナー.ヴィノグラドフのバスが、いっとうお気に入りだった。
彼がインタビューで語っていた「待て」も印象的。
(バスの歌手になりたいわけではないが、深みのある魅力が備わるには、時間がかかるのだ。待たねばならない!)

あと、これほどの名曲揃いのオペラが、初演では不評だったのも興味深い。
当時の人たちのメロデイーに関する感性は、現代と違うんだろうか?

https://www.shochiku.co.jp/met/news/1847/







指揮:ルイ・ラングレ
カルメン:クレモンティーヌ・マルゲーヌ
ドン・ホセ:オベルト・アラーニャ
ミカエラ・アレクサンドラ・クルジャック
エスカミーリョ:アレクサンダー・ヴィノグラドフ
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●レッスン~エオリアンハープの急がば回れ

2019年03月09日 | ピアノレッスン
楽器レッスンブログのはずなのに、このところレッスン記はどうも滞りがちで、良くないなあ・・・。
レッスンを止めてしまったかな?と思われそうだけど、ピアノは月1回、細々とレッスンを続けているのです。
この日のレッスンでは、極めて目から鱗のアドバイス・発見があったので、メモっておきます。

<メンデルスゾーン/岸辺にて>
・内声を静かに弾くコツ
 左手のバスに、内声を溶け込ませるようにして!

<ショパン/エオリアンハープ>
●ブレーキとアクセル
左手が4連符 & 右手6(3+3)連符の箇所はブレーキ!
左手も右手も6(3+3)連符の箇所はアクセル!

●6(3+3)連符の役割分担
2、3音目・・・1音目の旋律の余韻
4,5,6音目・・・次の1音目に向かうアウフタクト

●跳躍の秘訣
途中1オクターブ半を、瞬間的に跳躍しないといけない箇所が、どれだけ練習しても、成功率が上がらなくて、
困り果てていたのだけど(跳躍先が黒鍵なので、すぐ滑り落ちてしまう)、助言を仰いだら、
円運動を意識すべしとのこと。
手を円運動、孤のどこかに当てはめることを意識して、跳躍すると、いいとのこと。
(上方向でも、手前方向でもどちらでもOK)

ここからは私感。
常識的には、一番、短い時間で移動するためには、最短距離の直線で、跳躍するのが良さそうだけど、
直線運動は、人体の構造的には無理がある動きと思われる。
レオナルド・ダヴィンチの人体構造(円)の素描ではないけれど、人間の関節は、円運動が得意にできている。
(原理的には1つの関節の動きだけでOK)
直線運動は、人体の間接構造からは、理にかなっていない(いくつかの関節を動きを、複雑に組み合わせないと、実現できない。)
(ロボットの制御でも、円運動を組み合わせて直線運動を合成するのは、とても難しい演算が必要なはず)
運動学的には、直線運動よりも、円運動の方が、単純。
ピアノ奏法でも、うまく円運動に嵌めることができたら、脳への負担も少なそう。
 ⇒成功率UP!
(おそらく、バイオリンでも)

まさに、「急がば回れ」が、ピアノ奏法の世界にも当てはまることが、とても興味深かった。
極めて目から鱗だった!
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木木木の卒展

2019年03月02日 | 絵・写真・美術館
この日は地元の芸大(愛知県立芸術大学)の卒展へ。
予想してた以上に、とても興味深く、鑑賞できた。
力作揃い!午後半日では、観きれないくらいだった。

いろんなアイディア、アプローチがされていて、面白い。
個人的に気づき、発見もあって、実に有意義だった。
印象に残る作品も幾つもあった。両手で数えられないくらい。

春を迎え、年度の締めくくりと、新しい年度のスタートを切るのに相応しいイベントだなあ。
芸術家の卵の皆さんの将来が明るくなりますように!


初めての場所なので、広い構内に迷いながら・・・。

特に印象に残った作品を幾つか、メモっておくとしよう。

「チャイニーズキャラクター」

漢字の起源からイメージが羽ばたいて、これは面白い。
絵でもある字、漢字。中国の偉大な発明!



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冨田まりこ作「おかえり」と題した、白磁と花の一連のオブジェ。
これは、ほんとうに、ほっこり、いい感じ。

















ちんまり、あまりに愛らしすぎて、激写してしまった・・・。
植物を組み合わせるところが、ありそうで、ない気がした。
皆、題名がついていて、このデフォルメされたオブジェ君たちが、様々な感情を表現していて、静止したダンスのよう。
玄関に飾っておきたい一品だった。

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「墨溜文字」





惹きつけられるフォント。
文面は、あの恐ろしい、地獄変だったけど・・・。

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「おとぎライト」

いい写真を取り損ねたけれど、この作品も素晴らしいと思った。
影絵を応用したアートは、時々みかけるけれど、これは遊び心があって、楽しめる内容。
動的に影絵を楽しむ発想、光源を三原色に分ける発想(任天堂のスイッチ的)がいい。
そしてネーミングが秀逸!
自分に子供がいたら、間違いなく、こういうおもちゃで遊ばせたい。

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「キミョウナチカラノウタ」

この映像作品に添えられていた詩が、よく分からないけれど、惹きつけられる・・・。

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「くるみ割り人形」



ほんとうに丹精込めて作り上げられた切り絵で、魅了された。
繊細で美しい。しかも心に優しいローテク! 素晴らしい。

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「Wire Frame Architecture」

無いはずのタワーが現われて、すっかり騙されるところだった・・・。
物事は、同じように見えて、実は由来が違うこともよくある。

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「雪のちらつく夜 いつか360と」



よくみると、白一色ではなくて、淡い桜貝ような彩色が施されていて、
ピアノの音色を思わされる。
個人的には、女木島の宿題をちゃんとやり終えた。

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「poetry graphics」



文章のイメージが、デザインで表現されていて、世界が広がる!

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「風景の倒置法」

これも、実に興味深かった。草原の漣ですね・・・。
効果の上がる鏡の部分の比率もしっかり計算されているんですね!


何より、配置された場所が素晴らしかった。
緑の季節にも観てみたいけれど・・・。

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学園内も気ままに写真撮影して遊ぶ。
愛知県立芸術大学、とてもいい環境だ!








旧音楽学部棟にて








あっという間に5時。


おしまい。

@愛知県立芸術大学
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