みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

符合すること

2009年03月24日 | 雑記
続くのだ。妙な縁が。
通勤電車の中、本を読んでいたら、「ほうとう」が出てきた。
(念のため、読んでた本「ベーコン」は、料理や旅のガイド本ではなくて、ふつうの小説です。)
2週間前、甲府で「ほうとう」を食べたばかりだったので、不思議な縁だなと思った。

あと、先日、京都は「松籟庵」というお店で湯豆腐を頂いたのだけど、
これも、京都で「松籟」という言葉を知った矢先に、ある本(「利休にたずねよ」)で、しきりに「松籟」という言葉が出てきて、驚いたのだ。

この、旅と本の不思議な符合は、単なる偶然?
何かの予兆?
すごく、いいことが起こる?或いはその逆?

などと、ついつい思いを馳せてしまうのでした。

ベーコン
井上 荒野
集英社

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利休にたずねよ
山本 兼一
PHP研究所

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ショウジョウバカマを愛でる

2009年03月22日 | 花・植物
春の花シリーズ、続き。
昨日訪ねた里山では、カタクリとともに、ショウジョウバカマも見頃を迎えていたのでした。春の名古屋近辺の低山では、よく見掛ける花ですね。くれぐれも彼岸花と間違えませぬように!


君は、ちょっと気性が激しそうだね・・・。
はげしかれとは祈らぬものを・・・。


色白だと、おとなしい感じ


なかなかに面白い造形美


アップ


木陰に小さな花火



ショウジョウは「猩々」、中国の伝説の猿。
昔、教科書に載っていた菊池寛「形」を思い出したり・・・。
改めて読んでみて、上手いなあ。

そろそろオリンパスの一眼レフ、欲しいなあ・・・。
もういいかい?
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かたくりを愛でる

2009年03月21日 | 花・植物
好天に誘われて、近くの里山にカタクリを見に行く。


気高く、すくっと


真後ろの姿も愛おしく


美は乱調にあり・・・


乙女の祈り


からころ、春のかざぐるま


片足上げのつもり?


ちょっと接近。


楚々として、麗しく

もののふの八十をとめらがくみまがふ 寺井の上の堅香子の花
(大伴家持)

帰りみち、

気の早い山桜?、すっかり春たけなわ。
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かくも長き不在、でしたが・・・。

2009年03月20日 | 近況
長らく更新できてなくて、覗きに来て頂いている皆さん、申し訳ないです。
一応、生存証明。

このところ仕事が多忙を極めていて、休みも、休日出勤、遠方の用事が続いて、ブログに手が回らず、でした。
あらん限りの力で、押し寄せる仕事をやっつけてるはずなのに、なんで、こんなに片付かないんだろう???
気がつけば、月100時間残業ペース・・・。
こんなに疲れすぎていいんだろうか???と訝しみつつ、自分のタフさに感心しつつ、疲れ極まり、無我の境地だったり・・・。

大好きなピアノも、指の痛み再発もあって、1ヶ月近く、指一本触れず。レッスンも休止。いったい、いつまで休めばいいんだろう???

記事にできてないけれど、通勤の電車でけっこう本は読んだ。
・穂村弘「本当は違うんだ日記」、可笑しくも、共感できる自分が空しくもあり・・・。
・山本 兼一「利休にたずねよ」、侘びの中の艶・・・。読み応えあり。
・中山可穂「ケッヘル」(上下巻)、壮絶。濃い読書となる。モーツァルティアン必読の書。
・桐野夏生「魂萌え」、あまり話しに入っていけない。男と女は、どんなに年を重ねても・・・。

・大阪は遊佐さんのカフェミモでビタミン補給し、
・京都は嵯峨野をそぞろ歩き&撮影に興じ(興じすぎて、カフェミモに遅刻!)

(常寂光寺にて、とても雰囲気のよいお寺)

・渋谷で、ちょっと申し訳ないようなお寿司を頂き、
甲府でミレーにまみえ、
・アルプスの麓、清里では、富士を眺めつつハイキングしたり、

(迷い込んだ牧場にて)

東奔西走なのでありました。動きすぎて、これまた疲れた・・・。
いつか、記事にできるかな???

この休みは、久びさに家でのんびり休養。

本当はちがうんだ日記
穂村 弘
集英社

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利休にたずねよ
山本 兼一
PHP研究所

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ケッヘル〈上〉
中山 可穂
文藝春秋

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ケッヘル〈下〉
中山 可穂
文藝春秋

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魂萌え !
桐野 夏生
毎日新聞社

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ワイエス展

2009年03月01日 | 絵・写真・美術館
アンドリュー・ワイエス。現代アメリカを代表する画家。この1月に亡くなられたばかりだとか・・・。
会期終了間近になってしまったけど、ようやく見に行ったのでした。


「クリスティーナの世界」の習作。
足の自由の利かない中、必死に体を引きずって家に戻るクリスティーナ。クリスティーナの小さな背中が語ってた・・・。

グレーや土色系の暗い色彩の中に、青が効果的に使われていて、なるほど、青は、心を深みに導く色なのだと思う。
ワイエスが愛したもの、忍耐と寡黙な中に宿る精神性?。

ワイエスが描いた風景を紹介するビデオの音楽が、ブラームスOp118-2の間奏曲とグリーグの「過ぎにし春」。ワイエスの絵はそういう雰囲気をたたえた絵でした。

ブラームスOp118-2の間奏曲を弾いてみたら?という神のお告げ???

愛知県美術館
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