たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

工楽邸を活かすビジョンは?

2016-02-17 19:00:49 | 高砂の施設

 2月16日(水)、午前中は元高砂市長田村広一さん(亨年66歳)の告別式に参列させて頂きました。JAやすらぎ会館加古川にて行われた告別式は前夜のお通夜程ではなかったらしいのですが、それでも会場に入りきれない程の参列者に、故人の人柄、功績の大きさを感じました。

 私にとっては市長時代には全く面識がなく、市長を退任された後でも殆どお話しをしたことのない方ですが、様々な方にお話しを伺うと、高砂市政にとって最も財政的に厳しかった時代であり、首長としてはしたくない「痛みを伴う切り詰めた行財政改革」を断行された方で、現在に至ってもその時に作って頂いたベースの上を歩んでいるとの見方が顕在化してきます。ご冥福をお祈りいたします。

 さて、午後は一転、現実に戻り、13時~18時まで、3部著(企画総務部→教育部→水道事業所)の議案勉強会。

特に気になるのが、教育部が所管する工楽松右衛門氏の旧邸宅を保存すべく改修をしようとしていることです。

[堀川側から見た工楽邸。周辺整備を含め工楽邸を活かすには様々な課題が山積しています] 

文化的財産を取り壊すことには非常に抵抗があるのは確かですが、ではこの旧邸宅を復元させてどの様に活用しようとしているのか、そのビジョンがないと、何となく残った昔の物になってしまい、「既にそれなりの税金を投入しているので今更取り壊す訳にはいかない」となってしまいます。

歴史や文化を大切にする方針には何の異論もないのですが、これから先は益々財政が逼迫し、来年度から再来年度には公共施設の統廃合も視野に検討をしていかないといけない流れがある中、「何となく」の旧邸宅保存では優先順位が違う様に思います。

今定例会、教育部とまちづくり部共通の課題として、この部分を明確に確認したいと思っています。

 


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老人ホームの事件に思う

2016-02-16 22:51:59 | 福祉施設

 2月16日(火)、前夜に急遽議会事務局から連絡があり、朝9時半~【代表者会】が開催されました。内容は田村広一元市長のご逝去に伴う対応についてだったのですが、本日の通夜は田村家が行い、明日の告別式は高砂市と田村家の合同ということでした。(私も明日の告別式には参列させて頂きます)

 その影響で、今週一週間予定されていた議案熟読について、明日の午前中分が延期され、かなりタイトなスケジュールが更にタイトになってきました。

 本日は10時半~選挙管理委員会、高砂市民病院、そして福祉部、監査・公平委員会の議案について当局の説明のもと、勉強させて頂きました。

 本日の中では特に近隣市との規模の格差が目立ち始め、また診療報酬制度の見直し等社会環境の変化が激しい高砂市民病院の今後の経営状況が懸念されます。

また福祉分野では、本日もニュースになっている「老人ホームでの転落死が実はそこで働く者の行為であったこと」から見えてくる社会の構図としての懸念があります。

 それは、そこ(老人ホーム)で働く人への不信感や不満があった場合でも、その施設の利用者やその身内は不満をぶつけ改善に向かわせる術があまりなく、ケアマネージャーに訴えるのが通常の手段であり関の山となる様で、それでも実際には、不満を言い続ければ、自分がその施設を出ていかなくてはならなくなる、という話を聞いたことがあるだけに、高砂市内のそういった施設でも問題は起こっていないのか、その場合に改善の手段は他にないのかと思ってしまいます。

 日本は少子高齢化の課題先進国として、こういった課題にも正面から向き合い、人生の幸福な終末期を過ごせる様に、仕組みを作っていかないといけません。課題山積です。

 高砂市は現在、市の10年計画の『後期見直し』(後半の5年:平成28年度~32年)を作成しています(↓)

 行政は色々な分野を担い、政策を実施していきますが、最終的にはやはりそこで生活している人が「誇りを持ち、この街に住んでいて良かった、幸せであった」と思えることが大切です。

 本日はこの問いを質す代表質問作成に夜独りで会派控室に残りました。

 

 

 

 

 

 

 


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高砂市3月定例議会(2/22~3/18)

2016-02-15 18:04:04 | 議会報告

 2月15日(月)、10時~【議会運営委員会】が開催され、いよいよ3月定例議会のスケジュールが開示されました(↓)。

 ご覧の通り、2月22日(月)に開会し、3月18日(金)を最終日として予定しています。

 上の写真で○をつけているのが、初日(2月22日)に予定されている高砂市役所庁舎の方針説明。本日配布された「市長の提案説明」では「市役所庁舎は現地建て替え」と言及しているのですが、「当日になって変わっているのではないか?」との噂も議会内ではちらほらと舞っています。(そんなことがあるのか?と疑っていますが)

 そしてこの間に、平成27年度の補正予算と平成28年度の当初予算&条例等を審議し議決致します。

3月18日に終了するというスケジュールは例年より10日程早く閉会する予定になっているのですが、これは4月10日に高砂市長選を控えての前倒しではないかと推測しています。

さて、明日から4日間、議案熟読期間として、各部署の方々より議案の説明を頂きます。1年で最もハードな定例議会がいよいよ始まろうとしています。気合いを入れて取り組みたいと思います。

 

 

 


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高砂新図書館、どう高品質を維持するか。

2016-02-13 08:14:26 | 高砂の施設

 2月13日(土)、14日(日)の週末、私が勤める会社で所属する職場の面々は慰安旅行にて金沢に1泊2日の旅に出掛けました。ところが私は2日間とも公務があり、残念ながら参加出来ず。これも仕方のないことではありますが、やはり年1回の慰安旅行は出来るものなら行きたいものですね。

さて、その公務とは13日(土)は11時~地元衆議院議員渡海紀三朗代議士の後援会主催による新春交歓会(於:鹿島殿)。そして本日は10時~高砂新図書館の開館式典(下の写真)。

流石にこの合間をぬって金沢に行くことは、万が一不慮のトラブルで翌日の開館式典への遅刻、欠席も可能性があっただけにやめました。

[テープカットの瞬間です]

[式典後、北西から見た時の外観]

[同日13時開館後、夕刻に家族で再び出かけた時の様子。流石に駐車場も満杯で、図書カード作成に40分待ちとのことで借りるのを諦めました。]

 この図書館は、月1回(第一月曜日)に休館しますが、それ以外9時30分~20時まで開館。(休館日が祝日と重なる場合はその翌日が休館、また年末年始、特別整理期間も休館)。パンフレットにも以下の写真の通り記載されています。

 財政逼迫が確実視されていた数年前、議員になった頃に図書館建設に異議を唱えていた私ですが、建設が決定されてからは、折角造るのであれば、必ずその税金を投入しただけの価値がある物にし、またそうあり続けるだけの品質を維持し続けるにはどうあるべきか、を提言してきたつもりです。

いよいよオープンした新図書館。これからはどんどん利用して運用面でどうあるべきか、意見をしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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市民の立場から代表質問を思考

2016-02-12 22:11:32 | 日記

 2月12日(金)、朝は通常通り出社後、早々に議会へ。その後は議員控室にて来週から始まる3月定例議会で行う会派代表質問等の準備。準備と言っても、先ずは思考の整理から。

 基本的には自治体は『総合計画』という長期ビジョンをベースに目指す方向を示し、それを具体的なアクションプランに落とし込み、更に年度予算で提案の上、議会の承認を経て執行していく形になります。

 私達議員が3月定例議会という来年度予算を審議する場で行う代表質問では、市長の市政方針とこの長期ビジョンに齟齬がないか、また現代の市の状況を鑑みた場合に更に必要なことがないか等を市民の視点から質疑することになります。

執行する立場の勝手な思い込みや市長の理想論が先走り現場を担当する部長以下の部下にその思いが伝わっているか、画餅(絵に描いた餅)になっていないか?等々言うべきことをしっかり言うのがこの公式の場です。

 市民の立場として、行政が最終的に目指している『住んでいる人が誇りに思える生活文化都市高砂』に向かって、この週末も色々と思考を重ねたいと思います。

 さて余談ですが、今週末(2月14日)に高砂市立新図書館が開館します。議員始め多くの方々が集まっての開館セレモニーが同日10時~開催されることになっており、記念講演も予定されています。正式開館は13時~。いよいよ新図書館がオープンです。

 平成28年度末までに『公共施設等総合管理計画』を取りまとめ、施設の老朽化対策や持続可能な施設運営、個別の維持管理コスト等が詳(つまび)らかに公開されることになります。

 大きな施設であるだけに、大きな負担が今後の高砂市の財政にのしかかることは間違いなく、このことが『公共施設等総合管理計画』にも掲載されるはずです。それでも有って良かったと思えるだけの運営をしていくことがこれからの課題であり、作ったからにはそういった運営がされる様に市民代表の議員としてチェックと提言をしていきたいと思います。

 最後に、先日(2月11日)に家族で行った淡路ワールドパークONOKORO(←こころクリックしてください)の世界の建造物のミニチュアの写真を掲載させて頂きます。中々良い所でしたのでご紹介させて頂きます。ご家族、お孫さん、恋人とのデートなどに行かれては如何でしょうか?

[これは確か中国の、、、。忘れてしまいました]

[イギリスにあるバッキンガム宮殿です]

[インドにあるタージ・マハル廟です]

良い週末を。

 

 

 

 

 

 

 


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