7月26日(木)朝、京丹後市のホテルを出発し亀岡市へ。電車での移動に2時間半かけ、13時~15時まで亀岡市役所にて『議会改革』についての視察をさせて頂きました。
先方対応者は議長と議会事務局長。【議会基本条例の目的】は『市民福祉の向上に寄与する』と明記し、自己満足にならないことを再認識する様に釘をさしている形です。
反問権(行政が議員に質問する権利)や自由討議(議員間の討議)等を高砂市では導入されていない手法を実際に導入されている現場の声は非常に興味を持ちましたが、まさに自己満足にならずに本当に目的である『市民福祉の向上に寄与しているか?』、事あるごとに方向性に間違いはないか、確認する必要がありますね。
また議長から「誤解を恐れずにいいますが、たとえ共産党さんのご意見でも市民福祉の向上になるのであれば(正しければ)賛成する。もちろん共産党さんにも党の宣伝のために、自分が実現した、なんてアピールすることは良くないとも話をする。」といった率直なご意見があり興味を抱きました。
どこの組織でもそうと思いますが、実は“文書にない慣習・考え方”こそがその組織の改革しなければならない重要なネックであったりするのではないでしょうか?
会社では、ある人の存在で空気が重くなり、自由な発言が出来ず組織が硬直化したり、また別の組織では、あの人が言えばその方向に行ってしまう、や組織も気がついていないこれまでのやり方に流されている等、原因はケースバイケースですが、改革が出来ない一つの要因として“文書にない慣習・考え方”がある様に思います。