たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

エネルギー政策とクルマ

2012-07-16 07:01:40 | 日記

 7月14日(土)テレビ番組『NHKスペシャル』にて「緊急生討論!どうするニッポンのエネルギー」が放映されていました。内容は、現在政府が提示している中長期的なエネルギー構成の選択肢としての原発比率(①案0%②案15%③案20~25%)に関する討論で、私の尊敬する寺島実郎氏も討論に参加(寺島氏は②~③案を支持)しており非常に興味を持って見ました。

 ちなみに現在の日本の総発電量に占める原子力発電の比率は26%。私の考えの軸は「日本の“自立”に必要なエネルギー政策であること」で、今の所、案③が一番近いとの思いを強く致しました。

 そんな事を考えている中、7月13日(金)の産経新聞に“我が意を得たり”と思える記事を発見。その内容は以下の通りです。

「・・・・・電気・電力についていえば、日本はいま足元で、脱原発だ、いや節電だ、再生可能エネルギーにもっともっと力を、とかまびすしい。原発についていえばエネルギー事情などにお構いなしに、百パーセントの安全性がなければ認めないなどと主張する一定の勢力も健在だ。 クルマ社会だって、クルマに社会的、経済的に重要な役割がある。だがクルマは立派に「走る凶器」でもある。最近でも悲惨な事故が後を絶たない。ならば、クルマそのものを日本からなくせばいいのか。そうしたさまざまな意見を圧殺しないのは、良くも悪くも日本が民主主義国家であることの証左だろう。人口減少という大きな底流のなかで、加工貿易立国の日本が生き残っていくには「電気文明」に立脚していく以外にはない。そうした文脈の中で原発を考えていくことが現実的だ。つまり原発も将来にむけて選択肢の一つと受けとめるべきだろう。再生エネルギーは望ましいが、電力供給全体の中でせいぜい十数%だろう。とても屋台骨にはならない。 電気の需要と供給のバランスを電気文明を進化、深化させる形で議論していく必要がある」(編集委員 小林隆太郎)

以上が記事ですが、 声高に「原発“0”」を訴えながら「走る凶器」に乗る人に意見を伺ってみたい気がします。


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