旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

今年最後の病院通い … しかし気になる老人医療費

2012-12-26 20:18:46 | 時局雑感

 

 今日は目の検査のための東京医大病院と、歯の治療のための赤羽歯科に連チャンで行ってきた。これで今年の病院通いも終わったが、思えば今年は随分病院に通った。
 昨年春脳梗塞に襲われて以来、血液サラサラ薬を飲み続けているので、月に2回は薬をもらうために近所の柴本内科に通う。ここ一年八か月、何も起こっていないが、前科者としては何が起こるかわからないので、この「薬もらい通院」は死ぬまで続くのだろう。
 目は、これまた老人病の最たるもの「加齢黄斑変性」で、東京医大に1,2か月毎に通っている。その上しばらくサボっていた歯の治療が加わって、今年は病院オンパレードとなった。目も歯も直接命に別状ないのだろうが、80年近く使ってきたものは手入れもしないでは役に立たぬ。

 つまり、いずれも老人医療というやつだ。人生50年の時代にはとっくに死んでいた者が、元気に生きているので生じる医療だ。数日前に書いたように、今年は結構たくさんの旅をした。秋田から九州まで、また川(四万十川)から山(白馬五竜や尾瀬)まで歩いた。旅行カバンにいろんな薬をツメ込みながら旅をするのも、現代老人現象の一つかもしれない。

 ただ、心配なのは医療費だ。一応は元気な老人が、その元気を発揮するために医療をつづけながら様々な生活を楽しむ。ますます元気になって寿命は延びる。それに医療費は拍車をかける。その財源は何処からどのようにして生み出されるのだろうか? 
 これまで働きつめて相当な社会的蓄積をしたので、その程度の富は残してきた、と考えていいのだろうか? 日本は世界3位の経済大国で、それは確かに今の老人たちが築き上げたのではあるが…?


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