旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

揺れ動く民意 … 日本は何処へ行くのか?

2012-12-07 10:51:22 | 政治経済

 

 昨日から今日にかけて、マスコミ各紙は衆議院選挙の結果予想を報じている。各紙ともほぼ一致して自民の過半数獲得、自公の政権復帰を予想している。民主党に至っては、分列したとはいえ70議席前後と、前回獲得数(300強)の4分の一に激減することが予想されている。
 未だ半数の人が態度を決めていない現状で、一部の調査結果を大々的に報道するとは、世論操作の疑いもありどうかと思うが、まあしかし現状の民意を反映していることも確かであろう。

 何度も書いてきたように、民主党の公約違反をはじめとしたあの失政では敗退は当然としても、自民党の単独過半数にまで後戻りするとは予想してなかった。3年前の政権移動につき、あの数字をそのまま受け止めることはしなかったが、日本にようやくリベラルな風潮が生まれて来たものと、その将来に期待した。
 そのような政治の変革が、一本道で進むとは思っていなかったが、もし各紙が報道するようなことになるとすれば、民意の揺れの大きさに改めて驚かざるを得ない。しかも第三極の中でも右翼的な維新が優勢となれば、民意は相当に右傾化していることになる。非常に不安だ。

 しかし考えてみれば、日本の民主主義の歴史は未だ半世紀を経たばかりだ。ヨーロッパ、とくに北欧などが、約100年をかけて今の体制を築いてきた歴史を思えば、まだまだいろんな経験を積み重ねていく必要があるのかもしれない。
 右に揺れたり、痛い目にあったりしながら進むべき道を探っていくしかないのであろう。


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