旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

ロンドン五輪開幕 … 世界平和が一歩でも前進しますように

2012-07-28 10:53:48 | スポーツ

 

 朝めざめて、恒例の連ドラ「梅ちゃん先生」を見ようとスイッチを入れると、ロンドンオリンピックの開会式の様子が流れている。日本時間で朝の5時から始まったようで、そろそろクライマックスにさしかかっていた。
 白馬紀行や娘のオペラなど書きたいことがたくさんあるが、さすがに感動する場面も多かったので、この歴史的行事にも一言触れておこう。

 イギリスのオリンピック開催は3回目でこれは他国に例がないらしいが、開会式場のメインスタジアムで、昔のイギリスの田園風景に始まり産業革命の歴史、多くのスポーツの発祥の地であったことなどを伝えられると、さすがにイギリスの歴史の重みに頭が下がる。3回でも4回でもオリンピックを開催する値打ちを持った国といっていいのだろう。
 ただ、それよりも私の心を打ったのは、国際オリンピック委員会会長(ジャック・ロゲ)の開会あいさつの中の言葉であった。

 「…評価さるべきは、勝ったか負けたかではなく、いかに戦ったかである。メダルよりも人格の方がはるかに尊い…」

 確かこのような発言であったと思う。
 なでしこジャパンはじめ、金メダルの重荷を背負わされて何か可哀そうな気がしてならない。そんなプレッシャーなどどこ吹く風と初戦を勝ったところを見ると、可哀そうなどというセンチメンタリズムは不要かもしれないが…。
 堂々と戦った上で、できることならメダルを持ち帰ってほしいが、選手の皆さんに、特に若い人たちに願うことは、様々な国の人とできるだけ交わり親しくなって、世界平和を一歩でも進めていけるような人になってほしいということだ。
 性別、人種、宗教などの差別なく集まり、スポーツで交わるオリンピックほど平和の精神を養うにふさわしい場はないと思うから。


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