いよいよ明日から、待望の「白馬Alps花三昧」の旅に出かける。明日から…といっても1泊2日の短い旅だ。どうっていうことはないが、それだけに好天を祈っていた。
ところが目的地の天気予報は日を追って悪くなる。白馬村の予報(降水確率)は、一昨日は「初日40%、二日目30%」で2日目は太陽マークが」覗いていたが、昨日は「初日60%、2日目40%」で太陽マークは消え、今日の予報では「初日70%、二日目40%」で、初日の傘マークが大きくなってきた。
私は元来“晴れ男”を自認してきたが、この天気予報の変化にはいささかプライドを傷つけられた。以前から、数日前までは悪天候予報だが日を追ってよくなることの方が多かった。ドイツの友人とイギリスを旅した時など、毎日起床時にはかなりの雨であったが目的地に着くと次々と晴れて、「あなたの晴男ぶりにはシャッポを脱ぐ」と言われたこともある。
ところが今回だけは様子がおかしい。同行者30数名の中によほどの強敵(雨男、雨女)がいるか、私の命運もついに尽きたか、どちらかであろう。「喜寿を迎えた年寄りが思い上るな!」という神のお達しかもしれない。心して出かけることとしよう。
まあしかし、雨の高山植物を眺め観賞するのは別の風情があるだろうし、ついでに地元の銘酒『白馬錦』をなめるぐらいは神も許してくれるだろ。