旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

ようやく目にすることができそうな「西馬音内盆踊り」

2012-07-04 11:31:30 | 

 

 「白馬Alps花三昧」と「オペラ秘密の結婚」に続き、この夏の大きな行事は八月の「秋田西馬音内盆踊り」への参加だ。参加というと自ら踊るように聞こえるが、もちろん私は踊らない。しかし実際に踊る人たちに同行する二泊三日の旅なのだ。
 実は私は、Mホーム社を退職した2001年以来、秋田八郎潟町にあるY社に関係してきたので、月に1,2度は秋田に出張した。だから何十回となく西馬音内盆踊りのことを聞いた。そしてその度に、この「世にも優雅な踊り」を必ず見るものと心に決めていたのだが、ついに今日まで見ていない。それどころか、数十回ではきかないだろう秋田行にもかかわらず西馬音内町に足も踏み入れていない。すぐ近くの酒蔵は何度も訪問したが。
 ところが、秋田と縁が切れて間もなく、ひょんなことから本場盆踊りに直接参加するグループのお供をして西馬音内を訪ねることになったのだ。調布市の同会の方々で、そこには義兄が関係しており、踊るグループの中心メンバーとは2年前に熊野古道を歩いた仲である。人の縁ほど不思議なものはない。

 この旅の目的は、同好会の方々が盆踊りに参加することであるので、二泊する夜は踊りに集中する。われわれ見物陣の場所も確保されているようなので、ここは一番、この著名な盆踊りの見物に集中しよう。
 しかし日中は踊るわけではないので周辺を見物することとなる。まず二日目は角館を訪ねる計画だ。ここは数回行っているので、私は昼飯の場所やその前後の酒蔵訪問などを企画するように頼まれた。秋田はいささかうるさいので、何とか皆さんに喜んでいただけるような企画を立てたいものだ。
 昼飯は何処がいいか? 角館市内には拙著『蔵元の進める飲み屋』に書いた「稲穂」などあるが、大勢(約15人)で行くなら「わらび座」の「田沢湖文化村」か、田沢湖畔の「たつこ茶屋」などの方がいいか?
 また酒蔵はいくつも知っているが、庭の美しい『秀よし』がいいか、杜氏の話の面白い『天の戸』がいいか、それとも人気の『まんさくの花』がいいかなど迷っている。この迷いも旅の面白味の一つである。
 まあ時間はあるが、予約などのことを考えるとそろそろ決めねばなるまい。

 
 ようやく三枝とも花をつけた。最初の花は盛りを過ぎたが。


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