旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

今年を振り返る(4) … 身の回り

2010-12-30 14:10:38 | 時局雑感

 

 今年は夏に胃の激痛に襲われ、12月に入って右足の麻痺(脱力?)に襲われた。二つとも初めての体験であった。胃は、胃と心臓と腸の三つのレントゲン検査をやったが特に異常なく、その後ガスター剤を飲み続け、今のところ快調である。
 足は、いよいよ脳梗塞か脳血栓かとMRI検査をやったが特に異常がなく、回復してそのまま推移している。しかしこれを機会に、会社勤務を週3日から2日にし、それも10時半出勤にしてもらった。満員電車の通勤が怖いからだ。これは私の身の回りの出来事としては今年最大の変化かもしれない。給料も下げてもらって、少しのんびりしたいと思っている。

 ワイフは古希を迎えたが、二つのコーラスに所属、英会話とヨガの教室に通っているので、まあ、元気なのであろう。本人はしきりに「もの忘れ」を気にしているが、古希ともなれば致し方なく、通常生活に支障がないので、「齢相応」としておいていいのではないか。
 長男に変化はないが、次男は大学4年になり来春は卒業予定。それを見込んでか6月に突然結婚した。40歳で大学に入り44歳で学生結婚というのは、我々の時代にはあまりなかった。これも今年の椿事に上げておいていいのであろう。
 娘は6月にミャゴラトーリ第3回オペラコンサートをやり、11月には年初から取り組んだ「吉祥寺フィル15周年行事」のオペレッタ“こうもり”を演じた。演じたというのは、脚本、演出、ナビゲーターを一括委嘱され、一年がかりで取り組んで何とか成功
的に終えたということだ。吉祥寺フィルの方々にも喜んでいただいたと言うから、まあよかったのだろう。

 こう見ると、私だけが一貫して老衰の道を歩み続けているが、他は何とか上向(ないしは平行)線を辿っているようなので、無難な年であったと言っていいのであろう。
 私としても、かねて気になっていた自宅の外装、屋根の全面補強工事を、築後19年にして断行(工期1ヶ月)、外装もオリーブグリーンに塗り替えて気分を一新した。併せて、夏から既刊『旅のプラズマ』のパートⅡ「世界の酒と食」の纏めに入り、12月23日をもって書き上げた。A4版用紙125枚、単行本250頁に相当する量で、それなりのエネルギーを要した。
 老衰じじいには違いないが、やるべきことはやってきたのだ。
 とにかくこれで今年も終わる。

 


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