旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

今年を振り返る(2) … 旅

2010-12-28 13:05:30 | 

 

 今年は国内旅行の年であった。だからこのブログのテーマも断然「旅」が多かった。しかも予てより行きたいと思っていたところに行ったので、旅に関しては充足感のある年となった。

3月に熊野古道を歩いた。いつか行きたいと思いながら、もう行くことはないのではないかと思っていたところ、幸運にも義兄に誘われた。三日間で快晴から豪雨まで経験するという、熊野ならではの体験であった。

4月には母の法事で臼杵に帰ったついでに、久しぶりに杵築・日出を訪ねた。お目当ては日出の「城下カレー」で、久しぶりに食べた。数十年ぶりで、昔食べたものに比べると大変立派な「カレーのフルコース」で、ワイフともども満足した。

7月は、待望の「下北・津軽・東北の旅」に出かけた。中尊寺に始まり下北半島・津軽半島を経て五能線までの欲張りコースで、文字通りバスの旅であった。まあ、本州の最北端を究めて、これも予ての思いを果たした旅であった。

9月も東北を旅した。何度も計画して行けなかった三陸海岸縦断の旅だ。新幹線で八戸に降り立ち、一路三陸海岸を下って松島まで、たっぷりと美しい太平洋海岸を味わった。7月の東北ともども「大人の休日倶楽部」のツアーであったが、往復新幹線がグリーン車というのも良かった。

最後は11月の沖縄だ。先日まで紀行文を書き続けたとおり、盛りだくさんで充実した旅であった。単なる観光にとどまらず、基地問題をはじめとした日本の安全保障について考えさせられる旅であった。

結果として、北海道には行かなかったが本州の最北端からど真ん中の熊野、それに九州から沖縄まで日本を縦断したことになる。意識してそのような計画を組んだわけではないが、終わってみれば「図らずも…」という結果となった。


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