旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

トルコ旅行で何を見るか(1)

2009-08-11 15:01:53 | 

 トルコ旅行について、いきなり「トルコの酒」から書いたが、これはいささかひんしゅくものであったようだ。時間と金をかけて何も酒を飲みに行くわけではないので――それはそれで値打ちがあるとは思っているが――どんな町を訪ね何を見るのかぐらいは先行して書くべきであったろう。

 実は未だ詳細なスケジュールが決まっていない。泊まるホテルも決定してない。それらが決まり詳細な行程表が配られるのは、出発の2、3週間前のことらしいので、1ヶ月近く先の話だ。それを待ち切れずにあれやこれや詮索するので、ついいやしい酒の話から入ったわけだ。(私個人は、酒がいやしいものとは思っておらず、文化の最たるものだと思っているが)

 まず初日は、成田を発ってイスタンブールへ直行、そこで乗り継ぎイズミールに入り泊、2日目はエフェソスへ向かい遺跡めぐりをやってパムッカレに泊まる。3日目パムッカレとアンタルヤ近郊を見てアンタルヤに泊。アンタルヤは地中海を望むリゾート地だからシェラトンに泊まって海を眺め、4日目はコンヤ(市内観光)を経てカッパドキアに至る。5日目は、カッパドキアのあの変な岩を眺めて空路イスタンブールへ。イスタンブールに2連泊して、いわゆる「東西両文明の結節点」を垣間見て、直行便で帰国というわけ。

 初日のエフェソスは、紀元前にローマ帝国有数の都市として栄えた町であるのでその遺跡が有名。クレオパトラがアントニウスと連れ立って歩いた道とか、キリストの死後聖母マリアがヨハネとともに暮らした場所とか、どうも眉毛に唾(つば)をつけながらガイドブックを読んでいるのであるが、広大な遺跡に興味は深まる。
 半月ほどまえ、確かNHKだったと思うが、この町でクレオパトラの妹のミイラが発掘されたドキュメントをやっていたが、事実なら、眉に唾などつけている暇は無い。初日から「さすがトルコ!」となるのだろうか?
                            
(写真は、「ブルーガイドわがまま歩きトルコ」178頁より)
 


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