旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

名古屋を征服したぞ!・・・表面だけ。

2008-09-25 21:24:34 | 

 

 突如としてワイフと娘と名古屋に行くことになった。娘の音大同級生が、名古屋の愛知県芸術劇場でオペラに出演することになったのだ。無二の親友であった彼のために、娘が応援に行くと言うわけだ。その彼は、音大時代によく我が家に来て、酒こそ飲まなかったが、歌い、語り、夜遅くまで騒いだ仲だ。
 結局、その彼によく料理を作ったワイフともども応援に行くことになった。

 実は、私は仕事の関係で月に一度は名古屋に行っている。しかしビジネスのための出張ほど味気の無いものはなく、仕事だけして(?)東京にとんぼ返りしている。従って名古屋についてはかなり分かってははきたが、真相は「全く知らない」と言った方がいい。これを機会に、たった一泊二日であるが「名古屋を知ろう」、いや「名古屋を味わおう」ということにしたのだ。
 メインは当然のことながら彼の出演するオペラ(ヴェルディ最晩年作『ファルスタッフ』)であるが、それだけではつまらないので、名古屋の名所と名物料理を食べようというわけだ。すなわち、

 名古屋城、熱田神宮、ノリタケの森、・・・を歩き
 本物の「きしめん」、と「ひつまぶし」を食べよう!
 そして初日の夜は、わが常宿ホテルでフランス料理でワインを飲む

という計画だ。そして、この計画はほぼ100パーセント達成した。

 「俺は一泊二日で名古屋を征服したぞ!」、というくらい満足な旅であった。もちろんそれは、名古屋の「原住民」(そのような人が居るのかどうか知らないが)からすれば、笑止千万の至りであろうが、この「よそ者なりの旅」もいいのではないか?
 次回から、少しばかり「名古屋を語る」ことにする。
                            

                                        


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