蕎麦やら、酒やら、料理やら・・・ピアノやら・・・それにしても、ドーナンダ?たむらん

趣味の蕎麦打ち、元来の酒好き、そして料理作りと仲間と一緒にわいわい、と
たまに思いつくあれこれと・・・趣味も

丙申睦月5

2016年01月31日 22時32分45秒 | Weblog

先週は雪模様だったんだ、とふといつのことだったか忘れてしまうくらいの気候の移り変わり
それに、夕方「あ、ちょっと陽が長ぅなったんじゃのう」と冬至から1カ月余り経過したことに気付く。

「活字中毒」的な性向であることは以前に書いたように思う。
「本を読む」ことが好きなのか、「本に囲まれている」ことが好きなのか、つっこまれると少々窮するかもしれない。
小学校高学年になって、お袋が買いそろえた子供向けの「世界文学全集」をぽつぽつと読み始め、
全巻読み終わる前に、自我の目覚めからか、文庫本で星新一を読み始めて、、、
中学生のときだったか、古本屋を覗くようになって、うず高く積み上げられた本の山に囲まれた店主が羨ましくて…
それ以来、興味かきたてられた本を買い漁るようになった。
読み終わっても、「囲まれていたい」性癖もあるので、基本的にできるだけ捨てたくない心情が強い。
それと、これまでの経験から「一度手放した本は、また手に入れるのは簡単ではない。」との意識があり、、
これから先、読むのか?と糾弾されると「捨てるなぁ簡単だけど、また手にいれるのは難しいけぇ~の」との弁で切り抜けてきた。

先日、風呂入って、女房は先に済ませているので、上がり際、湯につかったまま栓をひっこ抜いた。
勢いよく浴槽の底の穴に吸い込まれていく湯の流れを見とったら、
筒井康隆のエッセーに書いてあった、浴槽の底の排水口にキンタマが吸い込まれてしまった、という話を思い出した。
片キンづつ吸い込まれて、排水口の中で両キンがそろってぶら下がったものだから抜けなくなり、
強引に抜こうとしたら気絶しそうなほど痛かった、とか。
当時は、抱腹しながら読んで疑いもせんかったが、吸い込まれる湯を見ながら「あの話は、ホンマかいの~」との疑念が湧いた。
恐る恐る、排水口の上にしゃがんでいって近づけてみた・・・・
すると
我が家の浴槽は排水口が壁面に近く、ケツの穴の真下くらいの位置であることが判明、
少々がっかりしながらも、一方で、もし本当にキンタマが吸い込まれとったら・・・と安堵したのも本心であった。
ただ、ケツの穴が吸い込まれる~~と思ったら、ケツの周りの筋肉の弾性で、ケツの穴が元に戻る、湯が流れ込む、
するとまた、ケツの穴が吸い込まれる~~、筋肉の弾性で元に戻る、湯が流れ込む、吸い込まれる~~を繰り返すのである。
一瞬の恍惚感に「癖になったらヘンタイ親父だ」との意識と、吸い込まれたまんまとなったら大変だと思い、
浴槽からそそくさと出たのである。

これが、上段の本の話とどうつながるのか?
筒井康隆のあの話、確か「俗物図鑑」か「狂気の沙汰も金次第」という本に書いてあったはず、と
読み返してみようと、本棚を探すも…ないのである。
確か何回かの引っ越しの際に、「いつでも手に入るよな」と気軽に考えて処分したのだ。
あれから、古本屋に行って探すのだが、どうしたことか、筒井さんの本自体が少ないのだ。
なので、再読して抱腹したい、という私の願いはいまだ叶っていない。



ねこまる様:寒い日は、おでんやらお鍋料理に限ります。
       お鍋の具は、魚介か肉かに変わっても基本の味付けは同じでもいけるし…
       でも、春になるとまた旬の食材が出てきて、それはそれで美味しゅうございます。

ちょい悪さま:そうですね、これからだんだんと日没時間も遅くなっていって、あったかくなってきて…
        年々、月日の経つのが早く感じられてきますが、また、春が来ます。

コメント (3)
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