桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

見る目、感じる心

2018-01-22 | Weblog
俺は人様に意見を言えるほどの男じゃないから、人様が、何を語ろうと、その人の自由。構わないと思っている。俺のブログに自分の意見を書く人があっても基本的には反論しない。ただ、反論すべき思いを感じれば反論することにしている。
自分の意見を公表することは、ある意味、自分の内面や人間性を晒すことでもある。書いて恥ずかしいようなことに、わざわざ反論することもないが、警察に詫びるべきと言われては反論せざるを得ない。
この御仁、よほどの世間知らずだし、物事を見て、その裏側に潜む事実などを見抜く人間力もないようだ。
確かに、今、全テレビ局が「警察24時」とかの番組があるよね。
現場の警察官の様子や事件解決に動く刑事たちを撮影して放送しているが、恐いもの見たさ、他人の不幸は蜜の味だから、どの番組も視聴率が高いようだ。
この御仁、知ってるかな。視聴率が高い番組を作れるからさ、テレビ局は警察批判の番組を作らなくなってる、ってさ。
取材させない!と言われるからだよ。
それに番組の中の警察官たちは、しょせんはテレビ番組用の姿だ。取り繕い、見てください、見せてあげます、の番組を見てさ、それを鵜呑みにするなんて、余りにも見る目が無さ過ぎる!感じる心が無さ過ぎるよ。
この御仁が警察に逮捕されないことを願ってあげるけど、理不尽に調べられて実態を知った方がいいかな。
この3月末までに再審裁判の決定が続くので、少しは冤罪を勉強してから意見を書くべきだ。

叔母の訃報

2018-01-22 | Weblog
我が家の家系は長生きが多くて、母方の両親も父方の両親ともに90歳を過ぎて亡くなった。
でも、母は62歳で逝った。俺が原因だろうと思っている。
父は、それでも80歳を過ぎるまで生きてくれたから、まあ家系的には早かったが、それなりに生きてくれたと思っている。
その父の妹が亡くなったと知らされた。99歳だったそうだ。
叔母さんにはシャバに帰った後に会っていた。無罪判決も知って貰ったし、天寿と言うべき年齢だと思うが、久しぶりに話した従兄弟は、やはり百歳を迎えさせたかったと残念がっていた。
そうだよな、従兄弟の残念な思いを聞いて、改めて両親に充分な年齢まで生きて貰えなかったことの悔しさや悲しさを感じた。