桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

国賠裁判結審

2018-09-19 | Weblog
今日は弁護団と原告の最終意見陳述だった。
用意した原稿を読むだけだから気楽だったが、長い歳月の想いが蘇り、何度か言葉に詰まるときがあった。
何をしても嘘で言い繕う警察と検察。何をしても無責任に弁明するだけの警察と検察。何をしても責任を問われないからこそ、警察と検察は冤罪を作り続ける。
布川事件で俺たちが犯人に作られる経過にあった警察と検察の虚偽は、どう考えても許されるはずはない。この国賠裁判でも重ねられた虚偽の祝杯を考えれば負けるとは思えない。必ずや勝利するし、今と全国で闘う仲間たちの力になる判決があることだろう。
来年3月までに判決を出すと言明したが、期日指定は後日だ。
楽しみだなぁ。