桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

言葉がない

2018-09-09 | Weblog
東日本大震災の体験をした俺は、何時も地震が起きたときのことを考えている。自宅の戸棚の備えも、先日、やっと落下防止のストッパーを付けた。
今回の北海道の地震は、その備えがあっても無駄な地区もあり、亡くなった方、被害に合われた人々には掛ける言葉もない。
不運が不幸になる天災だ。災害列島の日本では、それを覚悟した生き方が求められるのかも知れないが、政治こそ、その備えと覚悟を持って行うべきだろう。
昨日、連れ合いは、行き付けのクリーニング屋で「泊原発が無事で不幸中と幸いだった」と店員から言われたと話していた。
全くだ。外部電源を喪失して、何とか自家発電で燃料を冷却したらしいが、それが稼働しなければ北海道も非難地域になっていたことだろう。
先日の台風被害では、まだ関西で停電している地区があるとも報道された。
オール電化のマンションなどでは冷房は使えない、煮炊きは出来ない!で困っているとか。
命に関わる暑さだった今年の夏、原発が稼働していない東電でも、全く電気の心配はなかった。
地震 台風、噴火など、常に災害の起きる日本列島には原発は合わない。今回、沢山の人に被害のあった台風と地震を切っ掛けにして、個別的な太陽光発電を進めて、更に蓄電池の性能向上に国家的に力を入れて、どのような災害が発生しても最低限の暮らしが維持出来るような日本にすべきだろう。

金木犀

2018-09-09 | Weblog
一昨日、昨日と、地区のチラシ配りに歩いた。
もう金木犀の香りがしたよ。
命に危険のある暑さ、という言葉を、何度も聞いた、この夏だったが、季節は秋に入りつつある。
もう、あちらこちらと田では稲刈り機が動いている。