桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

成城大学

2013-07-22 | Weblog
今日は、成城大学の指宿先生のゼミに招かれて話をして来た。
若者こそ、明日の社会を作る人々。冤罪の理不尽を作り出し、全く反省しない警察と検察の実態を伝えて、これで良いのか?と、問い掛ける存在として、こんなに話し甲斐があり、俺にとって嬉しい人たちはいない。
今日も、俺の思うところを、思うままに話して来た。どう伝わったかは判らないが、1人でも良いから俺の思いが届き、明日への思いになって貰えれば幸せなことだ。
懇親会は、狭山事件の安田さんも来て、若い皆さんと交流した。
今日も楽しい1日だった!

もう一丁!

2013-07-22 | Weblog
自民党の大勝を祝って、安倍ちゃんに、もう一言贈りたくなった。
小泉劇場の政治を引き継いで安倍ちゃんが首相になったとき、凄かったよね、颯爽として。
自民党のプリンス登場!
自民党の懸案、憲法改正実行も!
鼻息も荒く船出したが、俺は、そんなに甘くないよ、安倍ちゃん!と、実は甘く見ていた。
オヤジの引きで苦労無しに生きて来たような男に、そう簡単に社会を変革する政治は出来ない、と思ったからだ。
案の定、靖国問題、慰安婦問題など、右翼行動がアメリカの逆鱗に触れ、たった1年も持たないで政権を放棄する始末だった。
安倍ちゃんは病気になったから政権を放棄したと言っているが、違うよね。6年前の選挙にも負けて病気になるほどの心労を背負ったんだ。
今度の大勝で、また靖国や慰安婦問題で苦労知らずのお坊ちゃん振りを発揮して、同じ過ちを繰り返すのは目に見えているから、またまたアメリカの逆鱗と社会の反発だ。安倍ちゃんの胃、薬だけで耐えられるかなぁ。
勝って兜の緒を締められれば良いけど、何しろ苦労知らずで他人の批判に弱いお坊ちゃんだ、黙っていられるはずはない。
斯くして、又しても安倍政権は脆くも崩壊!
ならない?
いゃあ、1度あることは2度目もある。反省しない人を待つのは再犯だからさ。俺が勝つか、安倍ちゃんが勝つか、乞うご期待だね。

もう言い訳は出来ない

2013-07-22 | Weblog
参議院選挙の結果は、予想された通りに自公が圧勝した。絶対的な安定多数を獲得したことで、これからは自公政権が好きなように政策を実行することになる。野党が反対したからとか、捩れだからとか、今まで思うように行かないとして語られた言い訳は、もう出来ないね。
それに、この自公政権に安定多数の議席を与えた人々は、これから行われる政策による結果に「こんなことになるとは思わなかった」などと、無責任な言い訳も出来なくなった。
俺は、アベノミックスも自民党政治も否定的だ。
そもそも今の日本社会に渦巻く不満の根は、決して民主党政権が作ったものではない。3年前まで、日本の政治を担って来た自公政権が作りだしたものだ。
大企業と、それに連なる、極一部の金持ちにしか利益にならない政策ばかりを行い、若者に夢の描けない社会を作り出した自公政権に国民が怒り、その変革を期待して民主党政権が生まれたが、残念ながら民主党政権が行ったことは自公政権と同じことばかりだった。何も変わらない、変えられない政治に落胆した国民は、また自公政権の復活を選択したのだ。たった3年前の怒りを忘れて。
何度でも言うが、デフレ経済も雇用不安も生活苦も、総ては自公政権が作り出した。果たして、安倍政権は、国民の願いに叶う政策を行い得るか!
原発、TPP、憲法、経済と暮らしなど、国民の命と生活を守る政治を行い得るか?
見ものだねぇ。