桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

今朝

2009-06-23 | Weblog
今度の衆議院選挙を前に、自民党が騒めいて、桝添厚労省大臣だとか、騒がれているから、本当のサプライズとして宮崎県知事や大阪府知事を担ぐ目があるよ、と書いた。でも、笑うよね、いくらなんでも。
どっちもどっち!
まあやってみればいい。
日本人って保守だよね。人間は今を守りたい存在かも知れないが、それにしても日本人はね。
俺は、この知事たちを大臣にして目眩ましと思っていたのだろうが、宮崎県知事、人気を過剰反応したね。いいねぇ、これ。
政治は税金の使い方。国民を第一にする政治家ならば、政党はどこでもいい。
しかし、今朝のを、消さなければ良かったなぁ。

足利事件決定日

2009-06-23 | Weblog
なぜ菅家さんが犯人にされたのか、解明したいと願う弁護団や本人の意思を無視して、今日、決定が出される。
勝利は確定。聞くまでもないので裁判所に行く気はないが、それにしても裁判所って、なんて存在だろうね。
裁判官は神ではない。当たり前だが、どうも見ていると、何かを錯覚しているとしか思えない。事実に対する誠実さが、余りにも無さ過ぎる。
今度の足利事件は、警察が作り、検察が仕上げ、その嘘の上塗りをしたのが裁判所だ。真犯人を逃がすことにつながった時効という事態を招いた罪は、何があっても消えない。しかし、今のところ、裁判所には、その認識の欠片も見られない。
ただ無罪にしたところで、足利事件でも裁判所の責任は拭えないが、今後どうするのか、厳しく見つめなければなるまい。