桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

現地調査

2009-06-15 | Weblog
昨日、福島県から布川事件の現地調査団が来た。
救援会の県本部会長の大学弁護士はじめ、15名。成田線の布佐駅から利根川を渡った利根町布川まで、約一時間を歩いて頂いた。 真夏の現地調査とは違い、風が爽やかな中で、梅雨中でも天候にも左右されずに無事に終わったが、途中、子供のころに会っていただけの人に挨拶出来たり、足利事件もあって布川の人たちの反応は、確実に変わっているのも感じた。
福島県の皆さんとは、社会に帰って以来、県本部大会や支部大会などに招かれたりして、かなり深い触れ合いが重ねられたせいか、皆さんが布川への深い思いを語って下さった。
福島県の方たちが九十九里の宿へ移動された後、学習会を開いた支援者の事務所で、茨城と東京、地元の皆さんで懇親会になった。最高裁決定も近い状況もあり、何時もに増して楽しい飲み会になった。
さて、何時になったらば最高裁の決定が届きますか。

国師

2009-06-15 | Weblog
師って、人を指導する立場、まあ偉いってことだよね。国師、国の師と言うのは、これは尋常ではない。
電車の釣り広告に、国師として提言する!なんてあるから、何事ならんと思えば、幸せを科学にした大川隆法なる人物が立ち上げた政治組織、幸福実現党な宣伝広告だった。
今日のニュースでは、宗教法人の経営するラブホテルが脱税とかを言ってたが、色々とやるね、宗教法人は。宗教団体はお布施は無税。何に使っても、ほぼやり放題だから、一体、日本全国では、無数の宗教が存在して活動してる。
創価学会、公明党を見ていれば、生まれて当然だよね、政治権力を握って、更に好き勝手をしたい!俺たちも政治をやってやる!って宗教団体が。
政治献金も無税、無税同士が結び付くのは必然だろうが、しかし、国師が生まれては尋常ではない。
戦前の教訓から宗教が政治と結び付くのは禁止された日本だ。宗教家は自分の宗教だけで好きなことを語っていて欲しいものだ。幸せにはなれない、幸せを感じる生き方があるだけと考える俺にしてみれば、科学的な幸せを政治に押し付けられては堪ったものじゃないもの。