今月17日にTOMIXのC58が入庫しましたが、作業時間がなく本日点検及び別部品の取り付けを行いました。
TOMIXのケースは相変わらずでかいので、もう少し小さくしてもいいのではないかと購入するたびに思います。
ケースから慎重に取り出してケース内にある取扱説明書を広げ取り付け部品の確認をします。
かなり別部品が入っていますが、ここで使用する部品はごくわずかです。
特定ナンバーの機関車で近年「銀河」に使用されていましたが、専用客車を購入しないのでヘッドマークの取り付けは行なわない為台座の交換も不要です。
TOMIXの蒸気の特徴は、運転席屋根上の開放扉が稼働する事です。16番だとかなり目立つ部分ですが、Nではその効果は余りないと思いますが遊び心が伺えます。
もうひとつの特徴はテンダーが切り離せることです。これは部品の取り付けやメンテナンスには非常にありがたい仕組みです。本来なら固定しておいた方が集電や通電には有利ですが、しっかりとした取り付けが確保されているので安定しています。
分割で作業がしやすく感じるのは釜の正面のナンバープレート、エアホースなどの取り付けです。
短くなった車体は持ちやすいですし、テンダーの保持も必要がないのは作業性が向上します。
最初の取り付けはエアホースから始めました。取付穴はきつくも緩くもなくすんなりと部品が収まりました。この辺は各社良くなってきたなと実感します。
次は信号炎管と列車無線アンテナの取り付けです。
信号炎管は取り付け治具が付属していましたが、いつものごとく先細プライヤーで取り付けました。気を付ける点は細い部品なので力加減と部品飛ばしに注意する事です。治具が付いている製品では活用したほうが安全なのでいいとは思っていますが、使う事がほとんどないのは治具も小さいからが理由です。
テンダーの方も部品飛ばしには注意ですが、信号炎管のように細く柔らかくはないので、部品を保持する力加減に気を使わない分楽です。
続けてナンバープレート4枚を取り付けますが、ここでの注意点は取り付け時にプレートの金縁の欠損です。メッキが少し弱いようで縁に爪を当てるとラインが乱れるようです。運転席に取り付けの際押し込んだらラインが乱れました。
予備部品が2枚入っているので取り替えることが出来ました。取り付けの際はペーパーを被せるかビニール手袋をして押し込んだ方が傷がつかないと思います。
最近の流れでかなりの細密機関車ですが、大型機関車でない分取り扱いは楽です。走行もスムーズですし申し分ありません。走行音は少し音が高いようですが、それはKATO製が静かすぎるから感じるのだと思います。販売価格が高いので手を出しにくい機関車かもしれませんが、製品としては非常によくできているので購入してよかったなと思います。