新車発表会で試乗した時の印象は、ボンネットが全く見えない=怖いと言った感覚でした。
あれから20年、ひょんなことからR2に乗ることになりました。
2003年から6年9か月の販売ですから、最終生産だと12年を経過しています。
久し振りに運転しましたが、ボンネット先端が見えない怖さはありませんでした。
シンプルな運転席は見切りがいいので私好みです。
ごてごてして豪華さを売るパネルは鬱陶しく感じるので、あっさりしたデザインに好感が持てます。
プレオと比べるとシートも改善されて厚みがあり座り心地もいいです。
ハンドルは少し重たい感じですが、これは装着しているタイヤの影響かも知れません。
鋭角に前に落ちているフロントですが、意外とエンジンルーム内は余裕が有ります。
どこのメーカーの軽自動車でも狭いエンジンルームに機器類がうまく収まっているのを見ると、技術者たちの苦労が見えてきますね。
スバル360のデザインに似せた独特な車体ですが、今の車にはない遊び心があって車は楽しいなと思わせてくれます。
効率、居住性、安全装備は大切ですが、コストを抑えるために共通部品を多用し、車種による個性がなくなっている事があるので、今の車には興味が沸かない現状が有ります。一目見て車種が分かる時代の車には夢が有ったように感じるのは歳をとったせいなのかな?(笑)