沼袋駅から次の新井薬師前駅まで電車の撮影をしながらぶらり旅です。
桜並木の中野通りの踏切です。満開になると、西武線の電車が横切る写真がよく掲載される有名な場所です。桜の季節は過ぎてしまいましたが、記念に数本撮影しておきました。この通りは交通量も多く道幅が広いので、踏切が閉まっていないとなかなか渡る事が出来ません。
地下化されれば交通渋滞も解消されるでしょうが、それと同時に桜と電車のコラボレーションもなくなってしまうので複雑な気分です。
この踏切から新宿方向を見ると、すぐそこに新井薬師前駅が見えます。
ちょっと愛嬌のある駅入口。大きくカーブして、新宿線の中でも高田馬場のカーブの次にきつい45キロ制限速度に作られた駅は、下りホーム中央に常時駅員がいて、列車の乗降合図を車掌に指示しているほど、見通しが悪いといった特徴があります。
何でこんな場所に作ったかといえば、中井から沼袋に向かっては上り勾配が続いています。その中でここが比較的平地であったのと新井薬師にも近かったからだと思われます。
駅周辺には工事のお知らせ看板はありますが、沼袋のように工事用のフェンスはありませんでした。最も駅前の広場といっても南口にしかありませんから、フェンスも立てようがないのかもしれません。穴掘りが始まればこの南口広場の一角に工事用のゲートが出来るのでしょう。
駅前の広場でありながら、シャッターが閉まっている光景も珍しいですね。そんな場所でN特派員は気になるお店が有ったようです。
一攫千金を夢見て、取材中にも拘らず真剣そのものでマーキングしています。
いつもこの調子で仕事をすれば残業も少なくなるのではないでしょうか、と、感じる私でした
大江戸線が開通するまでは、この駅が鉄道模型メーカーのKATO(関水金属)への最寄の駅でした。最寄り駅といっても徒歩20分以上はかかりますけどね。
新井薬師前駅から地上に出てくる中井駅までは距離があるのですが、ここも徒歩で移動をしました。線路沿いの道が途切れ途切れになるので、撮影のロケーションとしてはあまりいい場所ではありません。
中井駅は写真写りが悪いので、ちょっと貨物駅みたいな感じを受けます。駅構内に3本の線路がありますが、これが災いしてローカル色が強くなってしまった気がします。対向式ホームの奥行きも少なく、施設も古くてあまり手入れがされておらず、駅を跨ぐ山手道路橋もあって、全体的に雰囲気が暗いところがあるので、撮影アングルによってはそう見えてしまうのかも知れません。
と、こんな事を書くと、地元の方たちに怒られてしまいそうです
新宿線沿線は昭和時代が色濃く残り、訪れると何かほっとした雰囲気があり好きな線ではありますが、工事が完成すると大きく様相が変わるだろうと思われます。
今後も定期的に調査して行きたいと思います。