少し前に二股三股で話題となった塩谷瞬。そして別問題で渦中の人となった経験の持ち主・沢尻エリカが主演をつとめた映画。２００４年に制作されているので今観ると若くて懐かしい面々が出ていてなかなかおもろい。それに音楽が素晴らしい。亡き人になってしまった加藤和彦さん。彼は素晴らしい才能を持っていらしたんだなぁとど素人でも感動させられる。凄いね。それにテーマもいい。よく作れたなぁとも思うし暴力にシーンには辟易するけどあの高岡蒼甫も頑張って演じている。真木よう子や江口のりこもいい味出してる。適材適所で働いててとてもいい。ヒットしたからとパートⅡを制作したそれはイマイチだったような。これが素晴らし過ぎたからそれ以上のものは作れなかったんじゃないのかな。最後まで観ればその意味がわかる。塩谷瞬も沢尻エリカもこのままの路線でいければ別の人生があったと思うが、大きなお世話様だよね。それぞれが生きたいように生きる。生きていくってのはそういう事。
家庭内の問題（つまりは離婚問題）を抱えている親しい友が大阪から上京。10日前にも出張で東京に来たのでその時の話しの延長。今回はもうひとりの親しい友も加わり3人であーだこーだと今の互いの生活について言い合う。この時間が何とも楽しい。私も彼女らも考えたくないような面倒な問題をそれぞれに抱えている。だけどああやって話しているとそんな事、忘れてしまう。学生時代の２０代の頃に戻ったように懐かしく楽しいかけがえのない時間。互いに言い合っていてもきちんとした結論など到底出っこない。それもよく分かっている。分かった上で楽しい時間を共有したのだ。大阪から来た友は無事に離婚が成立したら出直すつもりでガンガン働くと言う。ならば上京する機会も増えるだろう。「なーんもなくなっちゃうのだからゼロからのスタートだね」とつぶやき、笑う彼女。時の流れってマジで早い。
昨日は誕生日だった。仕事の帰りにダンナに電話をして、家の近くの飲み屋で乾杯。並みの料理とお酒だったがこういう事が幸せってもんだと実感。いつまでこうしていられるのかな、と不安に感じる時もあるが今を楽しんだらええんちゃう？ と言う気もしている。あーだこーだと悩んだところで大した解決策もないのだから悩むだけ損。生きたいように生き、それで自然に任せて成るように成るの精神で生きていったらええんや。この年まで来るとあちこちガタが来てしんどいなぁと思う日も増えた。だけどこんなのは序の口。これからどえらい苦痛の日々が繰る返されるのだ。老人たちはそれにしても強い。この辛さを難無く（実際に葉そうでもない場合もあるのかも知れないが）通り越して生きているのだから。これからは心も体も労わりながら過ごさねば、と自分に言い聞かせた誕生日となった。なんか、悲しい。
昨夜遅く、１泊２日の長崎への旅から帰宅。思っていたように坂の多い街で階段を上ったり下りたりで足が痛くなった。今日もまだふくらはぎやすねのあたりが痛い。それにしても高齢者には大変な重労働で外出しない年寄りも多いのではないか。若者でもあれだけの坂の上り下りには骨が折れると思う。旅の思い出の一番が坂と言うのも何だけど実際にそう感じたのだから仕方がない。坂の上にあるグラバー園や大浦天主堂や歴史あるめがね橋も情緒があってそれなりによかった。ただ、残念だったのは街のあちこちに咲いていた紫陽花の色が綺麗ではなかった点。紫陽花は長崎市の花だそうだけど、青も桃色もくすんで見えてちっともいい色ではなかった。元々好きな花なのに少しも魅力を感じなかったなんて悔やまれるが本当の事だからしゃーないな。それと平和記念公園に寄ったら、９日って事もあって平和の集いが開かれていたが押し付けるような平和論者の声はやや鬱陶しかった。これは自分でもよくない傾向だとは思うが平和が大事だって事は押し付けるものではないと思う。子どもたちに教え諭すにしても他に方法はないものか、と感じた。
明日と明後日の１泊２日で長崎の散歩旅に行く。折角長崎まで行くのならもっとゆっくりしたいところだが、先日ダンナとの会話中にふと漏らした「長崎に行かない？ 」のひとことで決まった散歩旅なので贅沢は言えない。何気なく言った事をサラッと実行に移してくれたのだからありがたいと思いつつ、並んで歩くのがいいのだ。本当はもっと話しを聞いてくれて「そうだね、もう少しゆっくり出来る日程の時にしようか」でも良かったのだがそんな観光旅行に山男のダンナが付き合うはずもなく、だったら文句を言わずにこちらが付き合う気分で行って来ようと。夫婦になって２８年。今更プーチン大統領夫妻のように大きな判断を下す事もないとは思うが、３０年たっての熟年離婚。日本でもしばらく前にマスコミが取り上げて話題になった。奥さん側の気持ちはやや分かる。だからってどう、って話しではないが・・・・。とりあえず長崎旅を楽しもう！
