スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

スコッチプリンセス&段階

2022-12-16 19:11:14 | 血統
 JBCスプリントを勝ったダンシングプリンスの輸入基礎繁殖牝馬は3代母のスコッチプリンセスです。ファミリーナンバー11-f
                                        
 1970年にアメリカで産まれた馬。繁殖生活は日本だけで送りました。繁殖生活中に産んだ牝馬は5頭いましたが,現在も続いているのは主にふたつの系統です。
 主軸となっているのは1986年に産まれたサワヤカプリンセスの子孫。その馬が1996年に産んだのがサイキョウサンデーで,1999年に中日スポーツ賞4歳ステークスを勝ちました。これがこの一族の最初の重賞制覇。
 サイキョウサンデーの3つ下の全弟がデュランダル。こちらは一族から初の大レースの勝ち馬になりました。
 デュランダルの3つ下の半妹は繁殖牝馬となり,ダンシングプリンスの母になっています。
 総じていうと,未勝利で終わるような馬はあまり出ず,かといって重賞レベルまで強くなる馬もそれほど出てこなかったという一族。ただ,未勝利馬があまり出ずに何頭かが重賞を勝つまで出世するような一族が,日本で世代を経て大レースまで届くようになるというケースは意外とあります。なのでこの一族からさらに活躍馬が出てくるという可能性も,それなりに残っているのではないでしょうか。

 では一般的な意味で,基礎部分を復習するということにどのような意義があるのかということから僕の考えを示していきます。
 どのような知識あるいは技術を習得していくにしても,それを習得するためには必ず必須となる部分というものが含まれます。これが一般的に基礎とか基本といわれる事柄です。知識あるいは技術の向上というのは,その基礎的部分あるいは基本的部分を習得した上で可能になります。さらに,知識であれ技術であれ,それを向上していくのには段階というものがあります。いい換えれば,習得するのが容易な知識や技術もあれば,それが困難な知識や技術もあります。もちろんここには各個人による差異があるのであって,Aという知識を習得することは,Xには容易であるけれどもYには困難であるとか,Bという技術の習得はXにとっては困難だがYにとっては容易であるということは生じ得ます。したがって,段階というものがどのような順序を踏んでいくのかということは人それぞれどいえますが,段階というものがあるということについてはどのような人にとっても同一です。
 そこで,それぞれの段階に,順序があると仮定します.もちろんその順序は人によって異なるでしょうが,順序があることは間違いないので,順番をつけること自体には問題ないでしょう。このとき段階1というのは,その知識なり技術なりを習得するためには必ず身につけておかなければならない基本的な部分であるとします。よって段階1については,その技術なり知識なりを習得するためには,だれであっても習得しておかなければならない段階です。この段階1をクリアすることで,段階2に進むことができます。実際には段階1から進む段階2は,段階2-A,段階2-Bというように,複数が存在することが普通ですが,ここでは説明を容易にするために,そうした種別も含めて段階2といっておきます。
 この段階は,一般的には無際限に継続します。技術であれ知識であれ,その習得に最終段階があるというのは,現実的には稀なのであって,最終段階があるとするなら,それは便宜的に設定されたものである場合がほとんどであるといっていいでしょう。

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