スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

千葉記念&受講生

2009-10-16 18:57:38 | 競輪
 先週末からの連休中,競輪は千葉記念が開催され,体育の日の12日に決勝(動画)が争われました。並びは伏見ー成田の福島,海老根ー鈴木ー飯田ー渡辺ー松永の南関東,市田ー大井の近畿。
 福島両車が出て伏見の前受け。3番手が市田で5番手から海老根の周回。残り2周のホームから海老根が上昇,バックで伏見を叩くと伏見は引いてスローペース。市田が単独でインから上昇したところで海老根が発進,市田はそのままインを切り込み,鈴木,飯田と競り。後方に構えた伏見がバックから捲るとこのスピードがよく,直線の入口では捲りきって直線勝負。マークの成田が差して優勝。2着が伏見で3着には海老根の番手を守った鈴木。
 優勝した福島の成田和也選手はこれが記念競輪初優勝。福島両車はどちらが前を回ってもおかしくありませんでしたが,ここは力上位の伏見に前を任せて正解。展開には恵まれましたが捲った伏見を差したのですから立派だといっていいでしょう。
 揃った南関東勢は飯田なり渡辺なりがインを閉めておくべきで,それなら市田に来られることもなかったでしょう。位置は死守しましたがそこで脚を使ってしまい,伏見の捲りに抵抗できませんでした。

 糖尿病教室というくらいですから,これはマンツーマンで行われたわけではなく,僕と同じように糖尿病でこの時期に入院していた受講生がいました。この教室がどのくらいの頻度で行われていたのかは僕は知りませんが,僕と同じ時間に6回の講義を受けたのは,僕のほかにふたり,つまり僕を入れて3人での教室だったわけです。
 ひとりはふくよかな女の人で,もうおばあさんといってもいいくらいの年齢に見受けられました。実際に孫もいたようです。この方はインスリン注射は打ってなく,ほかの薬物,こうした薬物の多くはインスリンが身体の中で機能するのを補助するための薬品ということになりますが,そうした薬品を使用していたようなので,少なくともⅠ型糖尿病の患者ではありませんでした。おそらくⅡ型糖尿病であったと考えていいのではないかと思います。
 この方は膝を悪くされていたようで,病院内の移動には車椅子を使っていました。病室から講義が行われる部屋へ来るとき,また病室へ戻るときには,看護士が付き添って,その車椅子を押していました。
 もうひとりは,身長は僕と同じくらいだったかもしれませんが,体格は僕よりずっといい,といってもけっして太っているわけではない,おそらく40代前半の男の人でした。なぜこの時期に入院することとなったのかは分かりませんが,かなり前からのⅠ型糖尿病患者でした。つまり単に人生の上でだけではなく,病気の上でも僕の先輩だったわけです。
 ほとんどの講義は一方的なものではなく,受講生も発言して闊達に進められました。僕はこの時点ではまだⅠ型糖尿病と診断されていたわけではありませんでしたが,その疑いを強く示唆されていたということもあり,同じⅠ型糖尿病であったこの方の経験談などは,僕にも大いに参考になるものでした。そういう意味では単にこうした教室があったというだけでなく,その教室にこういう方がいたということも,僕にとっては幸運でした。

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