スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

女流王位戦&2015年4月の通院

2015-05-28 19:10:01 | 将棋
 旧伊藤伝右衛門邸で指された昨日の第26期女流王位戦五番勝負第三局。
 甲斐智美女流王位の先手で里見香奈女流名人のごきげん中飛車①-Bに。先手がかなり積極的に仕掛けて戦いに突入。中盤は互いに強気になったり弱気になったりで,入れ替わりの激しい将棋だったのではないかと思います。こういう将棋になると往々にしてあることですが,終盤で先手に重大な見落としがあったようで,一気に決着してしましました。
                         
 手番を得た後手が桂馬を打った局面。格言では☗7五銀と逃げることになっていますが,この場合は☖5五角の筋があります。☖4一香と打たれて4二の竜が3三に逃げたところで第1図の桂馬が打たれたのですが,龍の逃げ場所に問題があったかもしれません。
 銀取りを放置しないということであれば5五に上がるか7七に引くかの二者択一。実戦は☗5五銀が選択されました。対して☖5八銀成とただのところに成ったのが強烈な一手。攻め合って勝てないのならこれも☗同金寄か☗同金上の二者択一。選択されたのは☗同金寄でした。
 これで一気に後手の勝ちになったようです。☖8六桂打と打てば☗同歩☖同桂まで必然。☗同金寄を選択した以上,そこで☗6八王と逃げるのも必然といっていいと思います。それには☖1五角。
                         
 これが詰めろ。☗7九金打と粘りましたが☖3三角と取られては局面がはっきりしてしまいました。☗3三龍,☗5五銀,☗5八同金寄のいずれかが敗着になったということでしょう。
 3連勝で里見女流名人が女流王位に復位第23期以来3年ぶり2期目の女流王位です。

 前回はかなり長いこと待たされました。この日も待つには待ちましたが,時間は前回の半分ほど。午後3時25分くらいに診察が開始されました。診察室はこの日も4番でした。
 この日は検査詳細情報をもらうことができました。HbA1cが高くなっていると予想していたのですが,やはりその通りで7.4%になっていました。2月の通院のときに6.9%で,真冬にしては良好な数値であったわけですが,ようやく春を迎えたというところで,一気に悪化してしまったのです。もっとも,HbA1cは概ね過去2ヶ月の標準値ですから,まだ寒い時期の数値が含まれてはいます。
 僕が悪化を予期できたのは,血糖値を計測しているからです。ただ,血糖値が目に見えて高い水準で推移するようになったのは,3月の中旬から4月の上旬にかけてでした。つまり厳寒期ではなかったのです。なぜそうなってしまったのか,確たる理由は不明です。ただ,僕自身の生活の中で原因を探求すれば,睡眠時間にいきあたります。この時期はなかなか寝付けないという日々が続いていたため,睡眠不足でした。そしてそういう日は決まって朝の血糖値が高くなっていたのです。もともと寝つきはあまりよくなく,逆に朝の目覚めはかなり悪いタイプでしたが,とりわけこの時期は,そうした傾向が顕著になっていたのです。この点はK先生にも話しましたが,聞いているだけで,特別の指示はありませんでした。まだそこまで深刻に考える状況ではないという判断であったのだろうと推測します。
 そのほかに異常が出ていたのはひとつ。ナトリウムで,これが下限値を下回っていました。とはいえその下限値というのが136mEq/ℓであるのに対し,結果は135mEq/ℓでしたから,これは僕としてもとくに心配しなければならない数値であるとは思いませんでした。この数値は昨年の9月の通院のときと同じで,その後,結果が分かっている範囲だと10月が下限値ぎりぎりの136,12月が137ですから,基本的にこのくらいの数値で推移するのが僕の体質であり,大きく変じない限りは問題ないのだと思われます。なお,これが最小値で,最大値は141です。
コメント
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