スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

竜王戦&回復

2014-11-01 19:34:19 | 将棋
 一昨日,昨日と,大阪で対局があった第27期竜王戦七番勝負第二局。
 森内俊之竜王の先手で糸谷哲郎七段の一手損角換り4。先手は棒銀。後手は長らく態度を保留しましたが,四間飛車に。
                         
 ▲2三歩と打ち,△3一銀と引かせて▲6六角と打ったところ。ここから後手は△4六角成▲同金△同飛といきました。必ず突入できるわけでなく駒損をするので,思いきった指し方だと感じました。
 △4六角成のときに歩が2枚あれば▲4三歩から連打して簡単ですがあいにく1枚。そこで▲5八角と打って成り込みを阻止すると後手は△2八金。
 この手は部分的に無筋といえると思います。ただ,普通は1九にいる先手の香車が1六にいるので,先手は飛車を逃げるほかなく,▲1七飛。△4八飛成と龍を作り,▲2五角と逃げたところで△4四歩と角筋を遮断しました。
                         
 6六の角,1七の飛車と,先手は2枚の大駒の働きが鈍る形に。後手の2八の金も遊び駒ですが,さすがに大駒が2枚も遊ぶ方がひどく,ここで後手がリードを奪っているようです。先手は何とか大駒を働かせましたが,そのために手数を要し,意外なほどの大差で後手の勝ちになりました。
 あり得る手はすべて深く読むのがベストですが,△2八金のような手を軽視するのは仕方がないと僕は思います。それで悪くなるのなら,それ以前の将棋の作りにすでに問題があったと考えるべきでないでしょうか。
 糸谷七段が連勝。第三局は来週の木曜と金曜です。

 僕はスピノザ主義者であると断言するのはおこがましいかもしれません。ただそれを目指しているのは事実です。僕の進路はそれしかありません。それが僕のコース選択になります。だからスピノザ主義の教えに合致すると判断した事柄に関しては,それをなすべきであるということを,僕はサトノギャラントと北村宏司騎手から,改めて教えられた気分でした。その結果として悲しみに襲われたとしても致し方ありません。しかしその教えに反するような形で悲しみに襲われることは避けるべきだし,現にそういう悲しみがある以上,除去することに全力を傾けなければならないと思ったのです。
 レースの翌日,9月15日の月曜日は,大井競馬場で相馬野馬追いの実演があるので,出掛けようかと考えていました。しかし予定を変更して,新川崎に出向きました。やると決めたことへの着手の第一弾でした。これを皮切りに,僕はできると思えた事柄を,次つぎとこなしていくことになりました。
 ある程度以上は長く続いた安定的な関係に変化が生じ,そのまま一ヶ月も放置しておいたなら,元の関係に修復するということは不可能です。そこまでうまくいったわけではありません。ただ,僕にとって大きかったのは,恥辱という感情からは完全に逃れられるようになったこと,いい換えれば,愛する人との関係については,以前と同じ状態を取り戻せたことでした。このために僕は,飛び火したと今でも認識している悪評に関しては,それをいくら耳にする機会があったとしても,ほとんど気にならなくなったのです。そしてたぶん,僕の汚名というのは今でも存在すると思っているのですが,それで強い不名誉を感じる必要はないのだと思えるようにもなりました。すべての人間と真理を分かち合うことができるのであれば最高です。しかしそううまくはいきません。分かち合うべき人と分かち合えれば,満足するに十分なのでしょう。
 思えばこの時期は,実生活でもウェブ上でも,いいたいことだけいい,やりたいことだけやり,そのまま放置していたように思います。今さらいっても詮なきことですが,迷惑を掛けた方も多かった筈で,申し訳なく思います。
コメント
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