スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

SUWA&第二部定理一〇証明

2007-02-05 22:16:57 | NOAH
 以前にはるかマニアとして紹介したSUWA選手ですが、5月にプロレスラーを引退することになりました。まだ31歳。プロレスラーとしてはこれから盛りを迎える年齢で、残念ではありますが、本人の人生設計の上で、いろいろと考えがあったようです。闘龍門でデビューし、2年半ほど前からNOAHに参戦。最後まで所属レスラーにはならず、フリーの立場を通しましたが、それ以降はほぼNOAH一筋でした。タイトルマッチで反則負けをしてみたり、クラッチするときに左右の指を交互に交差させたりと、やや異色な面もありましたが、それがこの選手の輝きに結びついていたと思います。三沢選手の初防衛戦が行われた武道館大会がNOAHでのラストマッチ。思い出作りをしたいという本人の希望で、高山選手、鈴木選手と組んで、力皇選手、丸藤選手、KENTA選手との試合。鈴木選手がKENTA選手にゴッチ式のパイルドライバーを決めたところでなぜか味方の鈴木選手を襲撃。返す刀で高山選手も襲い、そこからは鈴木選手のスリーパー、丸藤選手の不知火、力皇選手の無双、高山選手のニーリフト、KENTA選手のGo2スリープを立て続けに喰らって華々しく散りました。最後までSUWA選手らしい試合を見せてくれたと思います。
 明日は四日市記念の決勝。並びは平原-宗景の関東に佐藤、小嶋に渡辺-高木の南関東、三宅-井上の岡山で、堤は単騎。ここは小嶋選手◎と平原選手○の自力型の力勝負と思います。あと渡辺選手▲と佐藤選手△。

 第二部定理一〇のスピノザによる証明は、その過程で第二部定義二を用いています。しかし今はまさにその第二部定義二をテーマとしているわけですから、これは適切とはいえないでしょう。しかしこの後の備考にも触れられている通り、この定理はほかにもいくらでも証明の方法があります。ここでは最も簡単に、前回のテーマである第一部定理五に訴えることにします。このことから、もしもあるものXがあって、Xに神の本性、すなわち実体の本性が属するなら、複数のXは存在し得ないということが明らかになります。ところが現に複数の人間、すなわち同一の本性(人間本性)を有する多数の人間が実在します。したがって人間の本性には実体の本性は属さないということが証明でき、つまり人間の本性には神の本性は属さないということが、論理的に確証されます。よって、一般的に様態の本性に神の本性が属するということは誤りであることになります、たとえ人間以外のすべての様態に神の本性が属するとしても(もちろんこれも誤りです)、様態である人間の本性に神の本性が属さない以上は、少なくともそのことを一般的にいうことはできなくなるからです。
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