analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

CfD‐7.2 ハム

2019-12-08 00:05:57 | CfD-4 (オートバランス)

プリのハムが気になる。

普通は次期に小さくなるのだが、まったく変わらない。

心当たりが無いわけでは無いので、ちと対策してみる。左右から同じように聴こえる。ブーンという奴で、多分50Hz絡みの奴と思うのだが。

 

まずはボリューム。チョークに近いので問題あるかも?ということで外して近づけてみた。

変わらない。むしろ配線を真空管から外した方が減るような気がする。

 

次にヒーターハムかな?ということで直流点火にしてみた。といっても手間(試験的なため)と部品の手持ちからRchのみとした。

結果は明らかに減った。が、まだ少し残る。いま昼前なので、夜になったらもう少し大きく聴こえるかも知れないので後ほど聴いてみる。

そして電圧は5.24Vとなったが定格6.3Vより1V程低い。当初抵抗を2.2Ωにしたが4.8V程にしかならなかったのでもう一つ2.2Ωをパラって1.1Ωにした。どうせなら一割減の5.7V位にしたいのだが。

 

雨も降ってきたし、夜まで時間が有るので少しやってみることにした。

あーでもないこーでもない、色々配置を考えた。

抵抗は1.1Ωから1Ωのパラで0.5Ωとした。5Wの福島双葉のMPC71という奴だが、金属板抵抗というらしい。71はもう探せれなかったが、74はオーディオ用という、なるほどリードがアルミっぽく高級抵抗に使ってるのと似ている。その下の数字が有るのだが、一個一個違うし分からない。

コンデンサーは4700μFと、先ほど470μFを使ったが6800μFに上げてみた。コンデンサーの容量を上げると電圧が上がるというが、トランスの巻線の容量以上は無理と思うのだが。

ブリッジダイオードは新電源のD6SBN20を使った。6.3Vの巻線から直流電圧6.3Vを取るのは厳しいと思うのでなるべく効率のいいものを使う。200V6Aなので十分かと思う。以前LCRフォノイコのⅠ型PhfD-4を組んだ時に使ったが、ずいぶん熱くなった。真空管三本分だったからと思うが、今回は2本だし、余裕をもって、というか、左右共通では電流が取れないので左右別にした。

ここもハンダが下に流れてしまうので、立てて再度追いハンダをした。真空管ソケットのハンダはやり直したくなかったが線が届かないので仕方なく一か所やり直した。

6.3VなのでU7の場合4番と5番を短絡し、9番ピンをマイナスとして結線。マイナス側をアースとした。

電圧を測定すると5.85Vとなった。目標の、6.3Vの一割減以内に収まった。

 

あと気になるところは、電源の配線が片chのOPTに近い。でもこれは片方なので、両方から出るハムの原因では無いと思うのだが。

OPTのケースかコアのアースを取る。

などか。

 

夜分にロクハンで少し鳴らしてみた。

ハムは減った。一応成功としよう。若干残ってるが、これなら気にならない。DS-3000はもう少し気にならないくらいにハム音は小さくなる。

昼間パワーの電源を切ったらハムが少し減ったのでパワーも原因であると思う。

気になったのは、クリアになった感じだ。ヒーター点火は生き生きした音になるが、今回は余り違いが気にならない。5687がAC点火ではハムに弱いかもしれないので今回は直流点火で行く。音量を上げられないので分からないが、しん、と引き締まった感じの鳴り方だ。

今回の配置はヒーター整流のみだがコンパクトに出来て満足。

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