プリの配線の続きをする。
初段のカソードパスコンは配置に迷ったがどうしようもない、リードを継ぎ足して取付け。
パスコン、グリッド抵抗などの配線をする。
反対側も。
今回、アースのまとめはラジ技誌に有ったものを真似てみる。
丸い銅板を切って穴を明け、配線をハンダ付け。
各接続部の間には切り込みを入れる。これは深いほど良いらしいが、勢い余って切断してしまいそうなのでほどほどにした。
よく見たらダイオードの結線を間違えてた。抵抗の手前で接続してた。抵抗の後でやらないと、電力の消費が大きくなる。
そして今回、プリのOPTの二次側は、アースと独立させた。パワーはまだなのだが・・・。所謂バランス伝送に近い方法だ。
電圧測定をしてみる。
と思ったら、電源トランスのB電源センタータップの配線を忘れてた。
配線後、スライダックの電圧を50Vまで上げてみる。
あれ?B+がマイナスになる?なんだそれ?
銅板がまずったかな?今日やった各配線と銅板の抵抗値を測る。いきなり導通無し。銅板ダメなの?
と、いくつか測ってると、コンデンサーのマイナスを銅板に繋いでなかった。くしくも電源のフィルターと回路のマイナスを繋がなかったらどうなるのかなあ?なんて考えてた疑問が晴れた。
赤いフリーハンドの線のように結線した。
これで電圧は大体良いところに行ったが、前回よりほんの少し低い。これはスライダックを使ってるか無いか、だと思う。
ダイオードの整流回路は、抵抗前で6.3V、抵抗後で5.77V。左右ともごく近い値なので、ダイオードの影響は無さそうだ。
音出しをしよう。最初はヤマハのNS‐10MMだ。念のため。
5分ほどで切れのある音が出て来た。
ハムが有るのでプリのシャーシーとパワーのスピーカーターミナルのマイナス側に結線。
あれ?こんな良い音だっけ?あ、このアンプでNS‐10MM鳴らしたことのは初めてかも。
ならばDS‐3000行ってみよう。
あ、少しハムがある。ムーと低めの感じ。
あれ、音は大したことなかった。
でも高域が伸びた感じがする。低域も弾力が出て来た。
でも、なんか線の細い音になった気がする。
もしかして、信号に雑音が無くなったのかな?OPTの二次側かえたので。
そうなると今まではノイズの音で喜んでたのか?
30分ほど鳴らしている。
SNが良いというのはこういう事なのかな、そんな感じだ。
線が細いので豊かな感じは無い。
それでも音場ではなく、音の一個一個に深みのようなものが出てる。これの所為でSNが上がったように感じる。
今まで聴いた事無い音も出て来た。
まずは成功。少し進化した。
カソード抵抗・パスコンのアースの配線変更の効果は無さそうだが、OPTの二次側のアースとの独立の効果が大きいように思う。
あとは部品を買ってきて、正式にアース配線をしよう。