analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリの仕上げ その5

2019-12-16 00:01:47 | CfD-4 (オートバランス)

プリの配線の続きをする。

 

初段のカソードパスコンは配置に迷ったがどうしようもない、リードを継ぎ足して取付け。

パスコン、グリッド抵抗などの配線をする。

反対側も。

 

今回、アースのまとめはラジ技誌に有ったものを真似てみる。

丸い銅板を切って穴を明け、配線をハンダ付け。

各接続部の間には切り込みを入れる。これは深いほど良いらしいが、勢い余って切断してしまいそうなのでほどほどにした。

よく見たらダイオードの結線を間違えてた。抵抗の手前で接続してた。抵抗の後でやらないと、電力の消費が大きくなる。

そして今回、プリのOPTの二次側は、アースと独立させた。パワーはまだなのだが・・・。所謂バランス伝送に近い方法だ。

 

電圧測定をしてみる。

と思ったら、電源トランスのB電源センタータップの配線を忘れてた。

配線後、スライダックの電圧を50Vまで上げてみる。

あれ?B+がマイナスになる?なんだそれ?

銅板がまずったかな?今日やった各配線と銅板の抵抗値を測る。いきなり導通無し。銅板ダメなの?

と、いくつか測ってると、コンデンサーのマイナスを銅板に繋いでなかった。くしくも電源のフィルターと回路のマイナスを繋がなかったらどうなるのかなあ?なんて考えてた疑問が晴れた。

赤いフリーハンドの線のように結線した。

これで電圧は大体良いところに行ったが、前回よりほんの少し低い。これはスライダックを使ってるか無いか、だと思う。

ダイオードの整流回路は、抵抗前で6.3V、抵抗後で5.77V。左右ともごく近い値なので、ダイオードの影響は無さそうだ。

 

 

音出しをしよう。最初はヤマハのNS‐10MMだ。念のため。

5分ほどで切れのある音が出て来た。

ハムが有るのでプリのシャーシーとパワーのスピーカーターミナルのマイナス側に結線。

あれ?こんな良い音だっけ?あ、このアンプでNS‐10MM鳴らしたことのは初めてかも。

 

ならばDS‐3000行ってみよう。

あ、少しハムがある。ムーと低めの感じ。

あれ、音は大したことなかった。

でも高域が伸びた感じがする。低域も弾力が出て来た。

でも、なんか線の細い音になった気がする。

もしかして、信号に雑音が無くなったのかな?OPTの二次側かえたので。

そうなると今まではノイズの音で喜んでたのか?

 

30分ほど鳴らしている。

SNが良いというのはこういう事なのかな、そんな感じだ。

線が細いので豊かな感じは無い。

それでも音場ではなく、音の一個一個に深みのようなものが出てる。これの所為でSNが上がったように感じる。

今まで聴いた事無い音も出て来た。

 

まずは成功。少し進化した。

カソード抵抗・パスコンのアースの配線変更の効果は無さそうだが、OPTの二次側のアースとの独立の効果が大きいように思う。

 

あとは部品を買ってきて、正式にアース配線をしよう。

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