国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

地下鉄

2014-12-04 09:16:09 | Weblog
朝地下鉄に乗ると、いつもの金属的な暖房の匂いがないことと、足元が妙にひんやりしていることに気付いた。本を読むために出している手が冷たくなるほど。そういえば、札幌市営交通が12月1日から地下鉄車内の原則暖房停止発表をしていた。市長は暖房を停止しても車内は10度くらいに保たれる。不要なものをカットすると説明しているが、厳寒の屋外を歩いてきて、やっと乗った地下鉄がこの状態だと心まで薄ら寒い気持ちになるのは小生だけではないはず。
泊原子力発電の稼働停止以降、どこの企業であっても照明の間引き、室内の設定温度の見直しなどの節電が行われている。あれだけ「電力需給が逼迫する」「一部停電の可能性もある」といわれれば、非協力的なことはできまい。札幌地下鉄では暖房停止の他、ホーム駅名看板の全消灯、減速エネルギーの再利用などにより、交通局全体の最大電力供給を311前比較-8.4%を目指すというが、暖房費単体の削減効果・目標等の説明は全くない。これは、単なる節電ではなく、節電の名を借りた経費の削減、というより、今まで怠ってきたツケを利用者に負担させている気がしてならない。さらに言えば節電といえば錦の御旗と同義語で、誰も異論をはさめないような翼賛的空気を作り出している点も我慢できないところだ。「地下鉄の車内を20度以上の常夏空間にする」こう公約してくれる候補者がいれば、一考するのであるが。