国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

「謝」

2014-12-24 09:10:26 | Weblog
記者に追及され、窮鼠状態になった野々村氏は、その突破策に涙を選択した。そしてその涙は、感極まり頬を伝うものではなく、理性を意図的に排し、本能をむき出した攻撃性を帯びたものだった。だがその攻撃力は小型の齧歯動物程度のものでしかなく、滑稽なさまは動画投稿サイトやテレビで何度も再生され嘲笑の的になった。一生の不覚だったことは想像に難くない。
髪を切り、髭を落として神妙な面持ちで会見場に入場した佐村河内氏を本人と分からず、テレビは一瞬フレームから外してしまった。それほどの変貌ぶりだった。終始謝罪する姿勢を見せていた佐村河内氏だったがある一瞬から態度を豹変させ、主従が逆転した。それは、告発者神山氏が深部をえぐる質問を繰り返した時だ。その瞬間から会見は佐村河内氏が主導権を握り、謝罪とは程遠い内容に変わっていった。この機と感じ、そのように仕向けて行ったとすれば、確かに氏は天才なのかもしれない。
小保方さんの会見は、科学的にスタップ細胞の存在について説明されており、真摯な姿勢が視聴者の好感を呼んだ。もしかして、再現実験が成功しないのは追試者のミスではないのか。あの言葉「スタップ細胞はあります」を聞くまでは。語尾を不自然に上げたあの言い方は明らかに「女性」を前面に出したものだ。彼女が意図したどうかは分からないが、彼女の本質を晒した結果になった。番外編ではあるが、「ナッツリターン」の父親の会見も振るっていた。「チョ・ヒョンアの父親として、国民の皆様の寛大なご容赦を改めて望みます。私を叱ってください。私の過ちです」。このように謝罪されては、二の矢は打てない。
さて、過去にも山一破たん、雪印食中毒事件、尼崎列車脱線事故など話題になった会見があったが、今年のそれは一線を画している。やはり今年の漢字は「謝」だよね。