国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

ポピュリズム

2012-08-29 09:06:48 | Weblog
 事なかれ傍観主義が支配していると思っていたが、いあ~日本人にもまだこんなにパワーが残っていたとは嬉しくなる。国会周辺で毎週末繰り広げられる反原発運動は、いまだ活動衰退の気配を見せていない。アナリストや経済界からは、活動は先鋭的な一部の市民だけで、その他多くの国民は再稼働を容認している。また、反原発の動きに同調する政治家をポピュリストとこき下ろすが、はたしてどうだろう。
 政府の専門家会議が行った意見公募では、2030年の原発依存度0を支持した国民が大多数を占めた。国民は核廃棄物の問題に関して目を閉ざしてきた。「トイレのない家」と指摘する反原発派の批判をよそに、原子力発電所の稼働後であっても、「何とかなる」と。改めて事実を眼前に晒された結果、国民は受忍を覚悟で将来のライフスタイルを選択したのではないだろうか。そしてこれは「民意」と解釈してもいいだろう。民意を実現するのが政治。ポピュリズムとは違うのではなかろうか。
 だが、、原子力技術の放棄は愚かなこと。現在の技術レベルでは、克服できないことも数十年後には容易にコントロールできるかもしれない。仮に一時期天然ガスやメタンハイドレートへのエネルギー転換が図れたとしても、数百年単位のオーダーを賄えるだけ。原子力との将来的な共存は避けては通れない課題。そこを見据え得た政策決定と、国民への説明が求められる。原子力利権にまみれた輩に揶揄されないためにも。

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