国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

ヤング

2014-05-23 09:15:16 | Weblog
60歳代を高齢者と呼んでいるなど、あまりにも失礼な話である。かく言う小生も間もなく四捨五入すれば60、肉体年齢はかなり落ち込んでいるが、気持ちの上ではまだ中学生といってもいいほど。いや、頭の中というべきだったか。とにかく高齢者予備軍などといわれる覚えはない。神奈川県大和市が4月「60歳代を高齢者と呼ばない都市」宣言を行った。15日WHOが公表した世界保健統計では日本の女性の平均寿命は87歳、男性は80歳。高齢者と呼ばれて30年も過ごさなければならない。市の対応は当然のことだ。そういえば後期高齢者などの名称も失敬なことだったが。
さてなんだかんだ言ってもここ数十年で恐ろしいほど平均寿命が延びたことは事実。これにより他の生物に見られない人間独自の現象が起こっている。その一つが、女性が生殖機能を停止した後も長らく生存していること。他の哺乳類のメスは、生殖機能が衰えたらほどなくして死を迎える。生物的に種の存続が個に課せられた役割なら、当然のことなのだろう。しかし人間の場合は、それから約40年も此の世の春とばかりに謳歌する。連れ合いが亡くなった後は本領発揮となる。母親の80歳を超える知り合いも、時間さえあれば旅行に出かけているそうだ。そもそも時間は有り余るほど持っている。やりたい放題だ。しかしここに大きな問題が。閉経後急激に減少した女性ホルモンは、70歳になると同じ年齢の男性と比較して半分程度しか分泌しなくなるそうなのだ(TV受け売り)。この影響で男性ホルモンの比率が増え、たとえば頭頂部の髪の毛が薄くなるなどのオヤジ化が起こる。アデランスは現在、男女のシェアが完全に逆転したとのこと。最近やたら女性用ウィッグのTVCMを目にするがこんなことが背景にあったようだ。気になるのが男性の寿命が女性のように伸びないこと、女性に比べて約7年短命だ。いや分かるような気がする。オヤジ化した女性達が跋扈する魔境の出現、「お先に」と逃げ出すのも肯ける。