江戸以前から占領、洗脳されていたことにはかなり驚かされる。これは南米などで行われた侵略の手法ほぼそのもの。日本がその惨禍に見舞われなかったのは中国という巨大なマーケットの陰に隠れたことと、欧州から最も遠い地理的条件のためだろう。信者を獲得していく手段として効果的だったのが最新の医療技術、手厚い埋葬。確かに倫理も道徳もヘッタクレない世の中、入信の絶対的な条件となり得る。しかしキリシタンとなったものの、船に乗せて恵比須さんの隣にイエスを立たせていたような気がするのは偏見か。そもそも八百神信仰の日本人に絶対神という存在が簡単に受け入れられたのだろうか。あるいは物珍しさと斬新さに惹かれたのか。日本人ならあり得るか。