映画「ロッキー」が公開されたのが1976年、それからすでに30年以上の歳月が流れたが、今でも記憶に深く残っているのが肉を殴るトレーニングシーン。小気味いいコンビネーションが、冷蔵室に吊るされている肉塊を揺らす。特にボディアッパーは羨望の的。当時は巻き藁しかなく、まともに下突きが打てなかった。そのおかげで未だに下手なのか。そんな折、経験できる絶好のチャンスに恵まれた。後輩がコストコに出かけ血迷ったあげく買ってきたのが5KG弱の肉塊=写真。料理するにはやわくなった方がいいとの了解のもと、レバーを想定して踏み込んで左下突きを入れてみるとサンドバックでは味わえない感触。実戦そのもの、大願成就である。さて、映画ではトレーニングの締めは大量の生卵を一気飲み。さすがイタリアの●馬。血中コレステロールが異常値をしめすようになった犬馬には無理。