国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2009-07-29 09:29:30 | Weblog
「しかし、カトリック教徒は、この試練(長崎に原爆が落とされたこと)を、戦争を終わらせるための殉死とみなし、罪に対しての神の最期の沈静だと考える」「私たちは、広島で日本人が受けた犠牲は神の前では十分でなかったのだと感じている」また「(投下は)神の摂理」。いずれの発言も宗教に深く関与している方のものだ。しかし、それが宗教が持つ本質、残虐性なのかもしれない。ユダヤ人をホロコーストに送ったナチスに対してバチカンはソ連をけん制する目的で口を出すことはしなかったといわれる。瓦解した浦上天主堂を存置し、後世に受け継ぐことが長崎市民や、宗教者の使命だと思うが、さまざまな力学により歴史の語り部は屠られた「歴史から学ばぬ者は歴史を繰り返す」(エドマンド・バーク)を危惧せざるを得ない。