ちょっと腫れています
腫れがちょっと引きました
先日、
「朝起きたら左肘の辺りが腫れていた。虫刺されですかね。何に刺されたのか輪からないんですが‥‥」と言う方が来られました。
見ると、写真のように虫に刺されたような感じで赤みがありました。
「どうやろー。この状態からすると虫刺されと思いますが、痛い?」と聞くと、
「痛くも痒くもありませんが、少しヒリヒリするし、ちょっと熱を持っているように思います」と言うので、
「多分、寝ている間に刺されたと思うのですが、ちょっとやってみましょう」と鍼をすることにした。
そう言えば、確か「解毒のツボというのがあったな」と思い出し、鍼灸教員養成学科で学んでいるスタッフに、
「解毒のツボって、どこだったかな?」と聞くと、即座に、
「築賓ですか?」と答えが返ってきた。
「さすが教員養成学科で学んでいるだけある」と思った。
私は教員養成学科で教えているほうだったのですが、忘れていました。(^_^;)
私は、七星論(人体惑星試論)を研究してから、既存のツボはあまり使わないことが多いのですが、何故か素直に使う気になった。(^^;)
しかし、症状が治まらなかったら、「しちせい特殊鍼法」を使おうと思っていたのです。
がしかし、やっぱり心配なので、築賓と同時に七星論での陰査穴も使った。
これでは「築賓」と「七星鍼法」の比較にならないのですが、患者さんの主訴を解決するのが先決ですので、とりあえず置鍼の間で様子を見る事にしました。
結果は、あまり変化を感じる事はできませんでした。
なので、巨鍼と「七星脊柱鍼」をすることにしました。
※ この方は巨鍼が平気な方です
※ 巨鍼は消炎作用が強いです
※ 脊柱鍼も腎・胆の治療になるので解毒になります
で、患者さんは寝た状態で、虫刺されの部位を見ていたのですが、をれではわかり難いので、起き上がって、最初ポーズをとってもらった。
ご本人曰く、「あ、治まりましたね」とのことだった。
そこで私が、
「どうですか。ちょっとだけ良くなった感じはしますか?」と言うと、
「痒みも·なくなりましたよ」と言うので、それでOKにしました。
しかし、私にすれば後味の悪い結果です。
「築賓」が効いたのか「七星鍼法」が効いたのかはっきりしないからです。
普通は、「キャー、良かったー」とか、「ええーっ、すごーい!」と言われる場合が多いからです。
でも、ま、いいか。
腫れも少し引いているし、本人も喜んでいるのだから‥‥。