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津波警報100回全て逃げた。しかし、津波は来なかった。101回目も逃げて欲しい:気象庁予報官

2013-03-09 10:32:29 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


1ドル=100円へ宗旨替えする専門家が次々出て来たと3月8日付けのCNBC電子版が書いていた。同記事によれば円は金曜日の8日、1ドル=95.45円と対ドルで昨年11月中旬から18%値下がりした。NicholasSmith,CLSA日本担当ストラテジストは「100円までの円安を止める触媒が見当たらない。」と話した。RayAttril,豪国立銀行、為替ストラテジストは2013年末に80円台後半まで円安が進むと予測していたが「Kurodaは10数年量的金融緩和を言い続けて来た。彼はある朝、ベットから飛び起き、おれは見方を変えたと言いそうにない。」と話し、年末95円、来年100円へ修正したと書いていた。

一方、9日放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は、今週のWSJ紙から注目記事として①NYダウはいつまで上がるか、②ヴェネズエラ、チャべス死去後の石油相場、③中国全人代での中国政策の3本を取り上げた。①については、最高値更新後はNYダウは値下がりするという見方が結構あった。しかし、バ―ナンキは米国の景気回復が確実視されるまで量的金融緩和がつづけるとして、債券から株式に資金をシフトしてきている。②は、世界石油生産の2.8%占めるヴェネズエラが増産を始めるかどうか。エクソンは撤退を決めている。イラクは増産している。石油相場にマイナス材料が多いと指摘した。③は、全人代で経済見通しを年7.5%と発表した。これは輸出重視から内需拡大、国内安定に向けて軸足を移した現れだ。2建目の家に増税など住宅バブル抑制のための具体的措置も発表したと、WSJ紙記事は指摘していたと紹介していた。

8日のNY市場では、2月の米雇用者数が前月比23万6,000人増加を材料に、NYダウは前日比67ドル高14,397ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では、ドルが対円、対ユーロ共に買われ、1ドル=96.02円,1ユーロ=124.83円で取引された。NY原油【WTI】はバレル91.95ドル、NY金はトロイオンス1,576.60ドルと小動きだった。9日朝6時台放送の米ブルームバーグに出演したストラテジスト、GarKozcowsky氏は「米予算の3月27日期限切れ以降、株は大きく売られるだろう。特に円相場の動きに注目している。日銀が新体制に変わる。今後円安へ揺れていくと予想している。」とコメントしていた。

9日のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は
「2月の米雇用数が節目の20万増を突破した。失業率が7.7%へ低下した。米景気回復を受けてドルが買われ、一時、1ドル=96.50円までドル高・円安が進んだ。麻生財務相がル―米財務次官と電話したとの情報で円が買い戻された。イタリア国債格下げニュースでユーロが一段と売られた。米小売りデ―タ、ミシガン大消費者信頼感指数を注目している。14,15日にEU首脳会議が開かれる。ドルが買われ易い地合いが続きそうだ。」と話した。

津波警報100回共逃げたが津波は来なかった。101回目の警報も逃げて欲しいと気象庁の予報官が3:11,2年目を控えて力説していた。「好事摩多し」とは含蓄のある諺だ。(了)

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