ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

変わり目の激しい時代、早目早目がキーワードー学校で教えてくれない経済学

2006-11-11 13:47:50 | 経済学
選挙の場面をかぶりつきで見ていた観客は、宴が終わると、当然の如く、企業業績、金利、原油へ場所を移動し始めた。11月10日のNYダウは前日比ほぼ横ばいの5ドル高の12,108ドルで取引を終了した。

企業業績は比較的堅調に推移するというエコノミストの予測は多い。そうなれば目先は12月はじめに予定されている米FOMCの会合でバーナンキ議長がいかなる裁量を示すかが注目される。よほどの波乱要因がなければ、今のところFFレート年5.25%据え置きで様子見を続けるとの予測が一般的な見方のようだ。

次は原油の行方である。11月10日の原油相場は、前日比1.58ドル下げ59.58ドルで取引された。前日61ドルまで戻したが早くも反落した。国際エネルギー機関(IEA)が、2006年から2007年の世界の原油需要予測を下方修正したとのニュースを嫌気したためと今朝のWSJ紙は紹介している。原油相場は当面バレル60ドルをはさむ展開が予測される。

日本サイドから見れば3番目に為替動向であろう。ドルの値段が下がるということはドルというお金の値打ちが落ちることであるが、円相場は今のところ1ドル=117円前後で推移しているから、原油が上がっても日本の消費者も直撃弾を受けずに事なきを得ているのは誠にラッキーというほかないであろう。輸入大国の日本は円安になれば痛手だろう。

原油にしろ、為替にしろ実に変わり身が早い。変わり身の早い人はどちらかというと政治家でも一般人でも風見鶏というニックネームを頂戴して日本では余り尊敬されない。特に相場は毛嫌いされる。ところが、エサがとれなくなれば一巻の終わりの遊牧民族は遺伝子が覚えているから、欧米人には比較的動くものへの対応がすばやくかつうまいようだ。

材料がどこにあるかを求めて動くのがお金である。それも突き詰めて見れば所詮、人の心の自然の流れであるから分かりやすい。物の値段もお金がどこに向かうかで決まるが、お金は人の心の鏡でもある。本来うつろい易いものだと心得ておけば腹もたたない。

今朝の読売新聞に大丸の奥田務会長が、お金が旅行や健康など目に見えないものに回る『消費のサービス化』が頭の痛い問題だとインタービューの中で率直に述べておられた。その中で、同氏は、景気は全体として良いといわれるが、企業は仕事を増やしたり残業を増やしていないので、企業業績の結果が直接家計に回りにくくなったと指摘している。

信越化学の金川社長が昨日、テレビ東京の番組で、市況には変動はつきもの、不慮の災害、突破事態に備えて、早目、早目に対応することが欠かせないと話しておられた。スピード感覚の乏しい企業も人も変わり目の激しい時代には生き残っていけないだろう。(了)

江嵜企画代表・Ken

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留学生とスタッフ(信念)

2006-11-11 09:15:05 | 情報や案内及び雑談
連載→  招待   信念   カニ   元気   給料   会話   明亮


上海から来た留学生の麦さんとの杭州の行き帰りは、車中の時間が長いので、いろいろな話をしたのですが、よくよく話を聞いていると、彼は信念の男であることがわかった。

彼は、日本に着る時に、父親から30万円を借りてきたそうで、その返済だけは非常に気にしていたので、がむしゃらに働いたと言う。

そんな当時の自分の姿と、今の留学生の姿を比べながら、
「皆両親がやってくれるから、今の子どもたちは精神が弱すぎる」
と嘆いていた。

話によると、彼が中華料理店でアルバイトをしていた時、出前を持っていったところで殴られたそうだ。
ヤクザの事務所のようだったが、日本語が十分聞き取れない時のことでしたので、「何故殴られたかわからない」と言う。

酷いことをするものだ。

元々、日本のヤクザというものは、理不尽なことに対抗できる団体として、「弱い者の味方」が魅力だったと思うのですが、いつしか暴力優先の団体に変身した傾向があるようです。

彼(麦さん)は言う。
「今の子どもたちなら、私のように一回でも殴られたら、きっと自国に帰ってしまいますよ(笑)」

うう~ん、そうかもしれない。
今の日本の学校でのイジメや自殺の問題を見ていると、家庭教育に問題があると思うのだが、何か問題があるとすぐに学校や公共機関の責任追及をする。

PTAのあまりの強気に教師は何もできない。

それが高じて子どもたちも権利の主張だけを覚え、「反省」ということを知らなくなった。
いや、善悪の判断ができなくなった。

自分の責任を他人のせいにしている人を見ていると、「信念」がない。
叩かれても、殴られても、無視されても、信念を持っていれば、麦さんのように成就する路があるはずなのに。

私たちがスタッフを採用する時には、3ヶ月は研修期間で、その間に自己の健康管理の方法を教え、研修を終えたら本採用になる。

そして、本採用になってからは、「風邪ぐらいで休むようなら一生休め」ということになっている。

これは、治療をする人間としての資質であり、スタッフの信念を養うのが目的なのですが、幸いなことに、今までのスタッフで「風邪で休んだ人」は一人もいない。

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