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中国、製造業減速は、「わき見渋滞」か 「景気」 No134

2004-11-02 10:53:59 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表

 フランスredit Agricole社の関連のシンクタンク、
CLSA社の調べによれば、中国の製造業部門指数が
9月54.1から10月52.4へ減少した。

 上記指数は、CLSA社によれば、中国の生産、購買動向、
雇用をカバーしている。上記セクターは、中国GDPの60%を
占める。

 CLSA社のエコノミスト、Jim Walker氏は、11月2日の
ウオールストリートジャーナル紙によれば、資金ショートが
進み、新規投資の減少が見られる。その結果、来年には
景気減速、工場閉鎖と予測する。現時点では減速傾向は
見られないが、中国の製造業者はコスト急上昇に神経を
ピリピリさせている。新規雇用を手控えはじめたと話した。

 一部のアナリストも、製造業の生産活動は、現状、
大幅には減少していない。しかし、一部過熱部門は
来年減速すると話している。Walker氏によれば、
数量的には驚くほど順調に拡大している。問題は
金額ベースである。中国は世界のコスト高を自ら
吸収しようとしている。一次産品の相場が昨年対比
43%上昇して製造コストが急上昇した。一方、
輸出価格は2%しか上げていないとWalker氏は話した。

 中国政府は、2005年のGDP伸び率を年率8から8.5%と
予測している。今年1~9月期の平均伸び率は9.5%であった。
インフレ率を年4%と仮定すれば実質GDP成長率は4%である。
中国はここ数年2桁成長を続けてきたがこの先、痛みをともなう
調整にはいるだろうとWalker氏は話した。

 CLSAレポートによれば、今回のアンケート調査対象350業者
の内新規雇用を計画している企業は2%以下であった。
調査対象企業の内約50%が原油、鋼材値上げを指摘した。
しかし、客先に価格転嫁できたと回答した企業は2%に満たなかった。
9%の企業が競争激化の結果値下げしたとレポートしている。
これはここ5ケ月で最大ある。

 繊維規制が今年末で期限切れになるため、繊維関係の引き合いは
40%増加した。しかし繊維業者は、人手不足と原油高騰からくる合繊
原料の昨年対比50%上昇と格闘しているとWalker氏は話した。

 中国経済は高速道路をしかもスピード制限なしに、飛ばしに、
飛ばしてここまできたようなものだ。高速道路でよくある現象であるが、
ダンボール箱ひとつ落ちていても簡単に渋滞が起こる。

 中国の減速をあまりに悲観視することは危険であるが、
「わき見渋滞」がすでに始まりつつあることを、今回のフランスの
CLSAレポートはシグナルを送ってくれているのかもしれない。(了)



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