晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『夕陽のガンマン』 85点

2006-09-20 10:33:45 | 外国映画 1960~79




夕陽のガンマン


1966年/イタリア






音楽が絶妙なマカロニ・ウェスタン





プロフィール画像

shinakamさん


男性






総合★★★★☆
85



ストーリー

★★★★☆
80点




キャスト

★★★★☆
85点




演出

★★★★☆
85点




ビジュアル

★★★★☆
80点




音楽

★★★★☆
90点





題名は違うが、マカロニ・ウェスタン「荒野の用心棒」の続編的存在。セルジオ・レオーネ監督とエンニオ・モリコーネの音楽が絶妙。
C・イーストウッド(マンゴー)とリー・ヴァン・クリーフ(モーティマー大佐)の2人の賞金稼ぎが手を組み、G・M・ヴォロンテ(インディオ)一味を倒す話だが、この3人がこの映画の全て。
特に初老のインテリ・ガンマン役のリー・ヴァン・クリーフが抜群にいい。仇役で存在感を示した当時41歳の彼をこの役に起用したのも、リー・マービンの代役だったのも、運命的だった。
大佐なくしてこの映画は成り立たなかったし、悪役のG・M・ヴォロンテも貴重な存在。もうひとつの主役はこの2人が持つミニ・オルゴール。蓋の裏の若き女性の写真が伏線となり、最後の決闘に結びつく。
男同士の奇妙な友情がエンニオ・モリコーネの音楽に乗せて、大いに酔わせてくれる。