夕陽のガンマン
1966年/イタリア
音楽が絶妙なマカロニ・ウェスタン
shinakamさん
男性
総合
85点
ストーリー
80点
キャスト
85点
演出
85点
ビジュアル
80点
音楽
90点
題名は違うが、マカロニ・ウェスタン「荒野の用心棒」の続編的存在。セルジオ・レオーネ監督とエンニオ・モリコーネの音楽が絶妙。
C・イーストウッド(マンゴー)とリー・ヴァン・クリーフ(モーティマー大佐)の2人の賞金稼ぎが手を組み、G・M・ヴォロンテ(インディオ)一味を倒す話だが、この3人がこの映画の全て。
特に初老のインテリ・ガンマン役のリー・ヴァン・クリーフが抜群にいい。仇役で存在感を示した当時41歳の彼をこの役に起用したのも、リー・マービンの代役だったのも、運命的だった。
大佐なくしてこの映画は成り立たなかったし、悪役のG・M・ヴォロンテも貴重な存在。もうひとつの主役はこの2人が持つミニ・オルゴール。蓋の裏の若き女性の写真が伏線となり、最後の決闘に結びつく。
男同士の奇妙な友情がエンニオ・モリコーネの音楽に乗せて、大いに酔わせてくれる。