晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『ヘヴン』 75点

2006-09-06 16:31:19 | (米国) 2000~09 

ヘヴン

2001年/アメリカ=ドイツ=イギリス=フランス

坊主頭のK・ブランシェット

プロフィール画像

shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★★☆75点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆75点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆75点

クシシュトフ・キェシロフスキの遺稿をクシシュトフ・ピエシェヴィッチが脚本化した。ケイト・ブランシェット主演でトリノ・トスカーナを舞台にした運命的なラブ・ロマンス。
英語教師フィリッパ(K・ブランシェット)は夫を麻薬で亡くし、警備会社社長を狙って爆弾を仕掛けるが、誤爆のため無実の4人だけが死んでしまう。憲兵隊に捕まり、英語通訳フィリッポ(ジョヴァンニ・リビージ)と運命的な出会いがあり、2人の逃亡劇が始まる。
2人は「ギフト」で競演しているが、年上の女に夢中になる若い男は想像できても、8つも年下の青年に惹かれるのは極限状態のためか?
フィリッポの父(レモ・ジローネ)が「人間は最も大切なとき何故無力なのだろう」という台詞がとても切なく、この物語のテーマであろう。
坊主頭のK・ブランシェットが見られるのも話題。