晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』 70点

2006-09-10 11:07:17 | 日本映画 1980~99(昭和55~平成11) 

男はつらいよ 花も嵐も寅次郎

1982年/日本

30作目で少し疲れが見えた?寅さん

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shinakamさん

男性

総合★★★☆☆ 70

ストーリー ★★★☆☆70点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆75点

ビジュアル ★★★☆☆70点

音楽 ★★★☆☆70点

シリーズ30作目記念で沢田研二がゲスト出演。
マドンナが田中裕子で寅さんはいつもより控えめ。2人の恋の後押し役に廻る。ネタ切れをチョッピリ感じさせる。もっとも観客動員数は歴代3位だったのでシリーズ健在振りも併せ持った作品でもある。


『マッチポイント』 80点

2006-09-10 10:43:44 | (欧州・アジア他) 2000~09

マッチポイント

2005年/イギリス

ウディ・アレンがロンドン上流社会で描きたかったもの

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shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 80

ストーリー ★★★★☆80点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆75点

ビジュアル ★★★★☆75点

音楽 ★★★★☆80点

都会派コメディの大御所ウディ・アレンが、舞台をNYからロンドンへ舞台を移した、とても皮肉な物語。ジャンルとしてはラブ・サスペンスに入るのだろうが、何とも微妙なポジション。
ウディ・アレンはスカーレット・ヨハンソンという最もセクシーな女優をどう扱うかがこの映画の評価の分かれ目。アメリカから女優になるためロンドンへ渡ってきて、生きるのに必死で男に夢中になると他は目に入らないという性格をインプット。かつてのマリリン・モンローを思い出させる。
終盤のサスペンスが盛り上がったところで、完全に肩透かしを食らわせるところがW・アレンらしい。観客席のドヨメキを聴きながら一人ほくそ笑んでいるに違いない。