晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『モブスターズ 青春の群像』 75点

2006-09-14 10:25:09 | (米国) 1980~99 

モブスターズ 青春の群像

1991年/アメリカ

実在のギャング、C・ルチアーノの青春ドラマ

プロフィール画像

shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★★☆75点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★☆☆70点

ビジュアル ★★★★☆75点

音楽 ★★★★☆75点

米国・禁酒法時代のNYで育った4人の若者達の青春ドラマ。アル・カポネと並ぶ実在のギャング、チャールズ・ラッキー・ルチアーノがリーダーで、どのような青春時代を送ったかを描いている。CM界出身のマイケル・カーベルニコフ監督らしくカット毎の映像は丹念で美しい。しかしドラマ全体のメリハリ盛り上がりには欠けている。
ひとつは、実在の有名人を描くことで、事実に囚われすぎ散漫になってしまったこと。もうひとつは類似の名作を超えようとしたあまり焦点がボケてしまったこと。
ギャング映画として見所が豊富なだけ惜しい気がする。
主演のクリスチャン・スレーターは多感な若者を好演しているが、この手の映画の主役としては華がない。2人のドンを演じたマイケル・ガンボン、アンソニー・クインが迫力満点。