モブスターズ 青春の群像
1991年/アメリカ
実在のギャング、C・ルチアーノの青春ドラマ
shinakamさん
男性
総合 75点
ストーリー 75点
キャスト 80点
演出 70点
ビジュアル 75点
音楽 75点
米国・禁酒法時代のNYで育った4人の若者達の青春ドラマ。アル・カポネと並ぶ実在のギャング、チャールズ・ラッキー・ルチアーノがリーダーで、どのような青春時代を送ったかを描いている。CM界出身のマイケル・カーベルニコフ監督らしくカット毎の映像は丹念で美しい。しかしドラマ全体のメリハリ盛り上がりには欠けている。
ひとつは、実在の有名人を描くことで、事実に囚われすぎ散漫になってしまったこと。もうひとつは類似の名作を超えようとしたあまり焦点がボケてしまったこと。
ギャング映画として見所が豊富なだけ惜しい気がする。
主演のクリスチャン・スレーターは多感な若者を好演しているが、この手の映画の主役としては華がない。2人のドンを演じたマイケル・ガンボン、アンソニー・クインが迫力満点。