マネー・ゲーム
2000年/アメリカ
フィクションなのに実話のような
shinakamさん
男性
総合 75点
ストーリー 70点
キャスト 75点
演出 75点
ビジュアル 75点
音楽 70点
三流証券会社による株価操作に巻き込まれる若者にジョヴァンニ・リビシが扮している。ベン・アフレック、ヴィン・ディーゼルら若手俳優が脇を固めて、昨今の「お金が全てという風潮」を批判した映画。冒頭に「この映画はフィクションであり実在の物語ではない」旨のクレジットが流れるが、反ってモデルがあって類似事件をヒントにしたと思わせる。
若者が、いい服を着て外国車・豪邸を持つ生活に憧れる気持ちを上手く捉えている。電話によるセールス・トークで善良な人が騙されていくストーリーは、ちょっと眉唾だが、昨今の振り込め詐欺を見聞きするに付けあながちウソだろうとは思えなくなる。
物語は家族・特に父子愛を中心に、落ち着くところへ落ち着くが、もう少しインパクトが欲しいところ。