チャンプ(1979)
1979年/アメリカ
母性本能を刺激する名子役
shinakamさん
男性
総合 80点
ストーリー 80点
キャスト 85点
演出 80点
ビジュアル 80点
音楽 75点
ボクシング映画の中でもリング・シーンは思いのほか少なく、父子愛がテーマ。元チャンプのビリー(ジョン・ボイト)は競馬の厩務員をしながら、息子T.J(リッキー・シュローダー)と2人暮らし。別れた妻アニー(フェイ・ダナウェイ)と偶然競馬場で再会する。2人がT.Jに愛情をどう注いだかが繰り広げられる。
物語はシンプルでラスト・シーンも予想どおりだが、T.Jのリッキー・シュローダーが大人達を完全に食ってしまった。チャンプを慕う一途さが涙を誘う。母性本能を刺激する名子役振りは映画史に残る名演技と言っても過言ではない。