晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『美しい人』 75点

2006-07-18 09:50:55 | (米国) 2000~09 

美しい人

2005年/アメリカ

男が観ると難解なR・ガルシアの世界

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shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★★☆75点

キャスト ★★★★☆85点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆75点

音楽 ★★★★☆75点

ロドリゴ・ガルシア監督が9人の女性の幸福をテーマにした異色作。9人の人生について苦しみ・悲しみのなかに幸福な瞬間があることを、ワンシーン・ワンカットで描き続ける。
そのわずかなシーンに共感を得られないと、次から次へと話が変わっていく。男が観るとその瞬間を見逃し兼ねない。R・ガルシアという監督は、かなり複雑な女心の変化を良く理解しているのだろう。
9人の主役たちは、それぞれ好演だが妊娠中のダイアナが夜のスーパーで昔の恋人に偶然あった気持ちの揺れを演じたロビン・ライト・ペンと乳がんで入院し、人生に絶望したキャミリーが夫の愛に改めて気付くキャシー・ベイカーが良かった。